『VIVANT』続編は絶対に失敗する? 成功した要素が全て消えそうなシーズン2に期待はできない

堺雅人 

堺雅人 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

今期の覇権ドラマ日曜劇場『VIVANT』(TBS系)に早くも続編が決定したと『女性自身』が報じた。

同誌によると《映画化や単発のスペシャルドラマなどは検討していない》とのことで、続編ドラマとして制作。放送時期は《おそらく25年7月クール》とのことだ。

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メインキャストの堺雅人や阿部寛は続投、さらに新しく佐藤浩市や木村拓哉など、話題性のある出演者がキャスティングされる可能性があるとも言及している。

しかし続編はコケるとの指摘もある。

「『VIVANT』がこれだけ話題になった理由は、なんといっても考察要素。伏線と謎を張り巡らせたストーリーが、SNS時代にマッチして大ウケしています。考察をSNSで共有し、一つの結論を目指して全国のドラマ視聴者が協力している」(エンタメ誌記者)

この考察要素が、続編では確実に薄まってしまうという。

全員信じられないのが『VIVANT』の魅力

「『VIVANT』がスゴいのは、主人公すら信頼できないこと。第4話でやっと主人公・乃木(堺)の正体が判明し、それまで見事に視聴者を騙していましたからね。しかも乃木にはまだ秘密があって、いまだに視聴者を欺いている可能性がある。

ほかにも、マスコットキャラクターに見えるドラム(富栄ドラム)や、公安の野崎(阿部)、ヒロインの薫(二階堂ふみ)も裏がありそうで怪しい。誰のことも信用できないことが、このドラマの大きな魅力です」(同・記者)

だが、続編となれば話が変わってくる。

「今回の〝シーズン1〟で、あらかた登場人物の秘密が明らかになるでしょう。となると続編を制作した場合、確実に〝シロ〟である人物が最初からわかってしまうことになる。その安心感は、『VIVANT』にとって最悪の要素。誰がウソをついているかわからないのが楽しいドラマですから。

登場人物を総とっかえするくらいじゃないと『VIVANT』の面白さは保てない。しかし、それでは続編とは言えない。つまり、この〝初見殺し〟的な内容は続編を作れないのです」(同)

それでもシーズン2に自信があるのなら、是非とも作ってほしいのだが…。

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