ジャニーズ性加害問題でP&Gの決断は…? CM契約打ち切りの最終判断はオリンピックの影響を考慮か

井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士 

左から、井ノ原快彦、東山紀之、藤島ジュリー景子氏、木目田裕弁護士 (C)まいじつ

ジャニー喜多川氏の性加害問題によって、事務所に所属しているタレントのCM打ち切りが止まらない。すでに数社の企業が見解を公表する中、これまで数多くのジャニーズタレントをCMに起用してきた日用品メーカーP&Gの動向に注目が集まっている。

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同社は9月8日にスポニチの取材に応じており、《ジャニーズ事務所に行動計画の詳細を提示するよう強く求めており、今後もその実行の推移を厳しく注視して参ります。今後のジャニーズ事務所のタレント起用に関しては、一連の取り組みの内容及び成果に基づいて判断する所存です》と意向を示している。

また13日にヴィリアム・トルスカ社長が朝日新聞のインタビューで《責任ある広告主でありたいと考えています。我が社には非常に高い倫理基準があり、サプライチェーンに関わる全員に同じ倫理基準をもってほしい》と語っている。

「即刻ジャニーズタレントとの契約を打ち切る企業もあるなか、P&Gの回答は多少含みを持たせた内容。しかし同社は、パナソニックやTOYOTAとともに、オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーとしての一面も持っています。世界的な影響を考えると、CMは打ち切り、契約は更新しない可能性が高い」(芸能ライター)

遅かれ早かれ契約解除の運命か

同社は、多数のジャニーズタレントをCMに起用している。ファブリーズは元『King & Prince』平野紫耀が出演。平野の退所に伴い、8月25日から『なにわ男子』の道枝駿佑を起用した新CMが公開されたばかりだ。

またボールドには、生田斗真と『Sexy Zone』の菊池風磨が出演。7月1日からは『なにわ男子』の西畑大吾 と『千鳥』大悟が出演するレノアの新CMも公開されている。

所属タレントに罪はなく、契約解除や打ち切りに心を痛める企業も多いが、既存のブランドイメージなどによっても判断は異なるだろう。P&Gもオリンピックのオフィシャルパートナーである以上、ジャニーズタレントよりも信頼を優先すると予想する人が相次いでいる。

はたして同社のCMは継続となるのか、それとも打ち切りになるのか。

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