『どうする家康』不調の原因はジャニーズ陣だった!? 新キャストの参入で“演技力”のなさが浮き彫り「他の演者もあのレベルの演技ができれば」

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)が、新キャストの参入によって持ち直そうとしている。しかしそれと同時に、今までのレギュラーキャストのダメさが証明されることにもなりそうだ。

8月27日の第33話で、佐藤浩市演じる戦国武将・真田昌幸が初登場。さらに9月18日放送の第35話で、高畑淳子演じる豊臣秀吉(ムロツヨシ)の母・仲が初登場。この2人の登場に視聴者が沸いている。

「2人が大きく活躍したのは第35話。真田昌幸は家康(松本)を前にしてもひるまず、狡猾に交渉を進める熟練の戦国武将としてのオーラがあった。

仲に関しては、高畑の演技が圧巻。若いイケメンに現を抜かすスキモノおばさんの一面を覗かせつつ、息子のバケモノじみた出世に複雑な気持ちを抱く母としての迷いも表現。この2人の登場によって、一気にドラマが引き締まりましたね」(ドラマライター)

特に高畑のコメディーシーンとシリアスシーンを乗りこなす表現力には《今一番演技が上手い女性》《高畑淳子の演技がレベルが違いすぎる! 他の演者もあのレベルの演技ができれば》《高畑淳子さんのクセのあるババアの演技、流石の安定感があるわ》《市原悦子亡き今ババァ役は高畑淳子の独壇場だな》《なんかもう高畑淳子の演技は流石というかレベチ》と絶賛されている。

くせ者が躍動した『鎌倉殿の13人」との差…

「前作の大河『鎌倉殿の13人』と何かと比較されがちな『どうする家康』。動乱の世を描き、コメディーが得意な脚本家が描いているという共通点がありますが、どうしてここまで差がついてしまったのか。

最初はシンプルに脚本家の能力の差と言われていましたが、ここにきて、出演者の演技力の差も目立ってきましたね。

『鎌倉殿』は源頼朝役の大泉洋をはじめ、山本耕史、小池栄子、佐藤二朗、そして西田敏行など、アドリブを入れるコメディーが得意な俳優が揃っている。ここに、〝三谷幸喜ファミリー〟も総動員しているのでスキがない。

対して『どうする家康』は松本や岡田准一、有村架純、北川景子、若手イケメンなど、見栄え重視のキャスティング。シリアスシーンはまだしも、コメディーシーンの面白さは天と地の差が出るのは当然です。もちろん、シンプルに脚本がスベッているのは否定できませんが、それでも高畑淳子レベルならば、つまらない脚本でも面白く演じてしまうのが、今回の登場で証明されましたからね」(同・ライター)

かねてより、ムロ演じる秀吉だけが〝良いキャラしてる〟と評判であったが、それもムロの演技が凄かっただけのようだ。

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