朝ドラ『ブギウギ』に『カムカム』安子&稔の痕跡! 時代設定が丸被りで今後もコラボ続々の予感

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

10月から放送がスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の舞台セットのなかに、以前放送された朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(以下、『カムカム』)の小ネタが仕込まれていることが判明した。

『ブギウギ』の主人公・花田鈴子(澤井梨丘・趣里)は、歌謡曲『東京ブギウギ』を大ヒットさせた昭和時代の歌手・笠置シヅ子がモデル。歌の才能を発揮し、やがて戦後のスターになるという史実をベースにしたストーリーだ。

【関連】朝ドラ『ブギウギ』初回視聴率が悲惨!『らんまん』から数字をガクッと下げて不穏なスタート ほか

鈴子は大阪の銭湯「はな湯」の看板娘として、町の人気者。客のリクエストに答える形で、よく歌を披露して拍手を浴びていた。

そんな銭湯の番台から見えるところに、赤色と紺色を基調とした「キジマたび」の看板がある。これは『カムカム』で初代ヒロインの安子(上白石萌音)が嫁いだ「雉真繊維」の主力商品だ。

ドラマの公式Xでも《ときは今、1926年。岡山にある雉真繊維の「キジマたび」は、暮らしに欠かせない定番商品だったようですよ。和菓子屋「たちばな」の安子ちゃんは1歳ぐらいかな。。》と投稿している。

『カムカム』大阪編と『ブギウギ』がリンクする?

「10月4日の放送で鈴子が友人と訪れた神社は、『カムカム』で安子と稔(松村北斗)が訪れた滋賀県・東近江市にある大城神社。随所に『カムカム』の小ネタが仕込まれています。

これは朝ドラでよく用いられる手法。2020年9月の『ちむどんどん』では、スナック街の看板に『カムカム』3代目ヒロインの名前である『ひなた』と書かれており、『カムカム』ファンをガッカリさせるなんて珍事も起きました」(芸能ライター)

ブギウギは1926年から、カムカムは1925年から始まる作品。ヒロインの年齢こそ、鈴子のほうが10歳年上だが、時代はほぼ同じ。これからも作品がクロスするような展開が期待できそうだ。

「特に『カムカム』は、序盤こそ岡山を舞台にしていましたが、中盤からは大阪・京都を舞台にしている。ジャズがテーマになっていたパートもあるので、『ブギウギ』とのコラボもできるでしょう」(同・ライター)

継続して朝ドラを視聴する層を飽きさせない、制作側の遊び心である。

【あわせて読みたい】