宮迫博之が地上波復帰へ! ジャニーズ騒動の影響でテレビ業界から圧力・忖度が消え去る可能性

宮迫博之 

宮迫博之  (C)まいじつ 

ジャニーズ事務所の一連の問題が、思わぬところに影響している。なんと、お笑い芸人の宮迫博之が、ついに大手メディア復帰を果たすというのだ。

ご存知の通り、一連の騒動は発端こそ性加害だが、芸能界という〝ムラ〟全体の健全化にまで話が広がっている。圧力や忖度もその一種で、ジャニーズ事務所の会見でも、この点に質問が飛び交った。

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9月開催の会見1回目、他事務所や退所したタレントに圧力をかけないよう迫る質問が飛び出すと、東山紀之と井ノ原快彦は、共に「しない」と明言。同様の質問は10月の会見2回目でも飛び出し、ここでも同じ回答をしている。

これは退所者や他社の男性グループを念頭にしたものだったが、宮迫にも追い風になるというのだ。

「大手のジャニーズが圧力をかけないと明言したことで、業界で今後、自由なキャスティングが加速するのは間違いない。圧力・忖度という慣習自体への風当たりも強くなりましたし、大手事務所と揉めたタレントは復帰のチャンスと言えます」(芸能プロ関係者)

宮迫は2019年の闇営業騒動で吉本興業を契約解除になって以来、地上波テレビのレギュラーが消滅。俳優業にも挑戦していたが、ドラマ出演も0本になった。『雨上がり決死隊』の解散報告でさえネット配信と、大手メディアから〝干される〟状態が続いている。

彼が干されている原因は、在阪・在京キー局の株主である吉本興業の幹部を怒らせ、反感を買ったためだとの説が一般的だ。これを示す現象や証言も、あちらこちらで上がっている。

“闇営業騒動”の干され状態がついに解消!?

「闇営業騒動の際、宮迫は会見で、吉本興業・岡本昭彦社長から『お前らテープ回してないやろな』と脅されたことを暴露。個人での謝罪会見を希望した際には、『ほんなら全員連帯責任でクビにする』と圧力をかけられたことも暴露し、これが岡本社長を激怒させました。田村亮らと違い、宮迫だけ許されないのも、経営陣の逆鱗に触れたためです」(芸能ジャーナリスト)

宮迫は経営陣のみならず、事務所のトップタレントを敵に回したのもまずかった。

「当初、宮迫は復帰に向けて、明石家さんまや『ダウンタウン』松本人志を頼っていましたが、結局はユーチューバーのヒカルとタッグを組みました。当然、この不義理に松本は激怒した。

2020年2月の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『とにかく、もうちょっとおとなしくしといた方がいいんちゃうか』との助言を無視されたと明かし、不快感たっぷりに『YouTubeに関しては、ちょっとどうなの?ってとこは久しぶりに言いましたよ』などと語っています」(同・ジャーナリスト)

岡本社長は「ダウンタウン」の元マネージャーであり、松本とは一蓮托生。社長と事務所トップ芸人に絶縁されたことで、宮迫のテレビ復帰は絶望的となったのだ。

「だがこの状況も、ジャニーズ問題で逆転の兆しが見えてきた。タレントへの圧力や〝干す〟ことに敏感な時代の到来で、宮迫は一発逆転になるでしょう」(前出・芸能プロ関係者)

実際、ジャニーズの会見後には、事務所からの独立で本名の使用を禁じられた「のん」こと能年玲奈を引き合いに出す声が相次いだ。圧力や忖度で活動制限されているタレントに、世論がこれまで以上に同情的になりつつあるのだ。

ジャニーズ事務所は今月で消滅してしまうが、業界の健全化という〝置き土産〟を残したのなら、ファンも浮かばれるかもしれない。

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