任天堂初の4万円超え!?『ニンテンドースイッチ2』は『PS5』並みの高額ハードとなるのか

任天堂初の4万円超え!?『ニンテンドースイッチ2』は『PS5』並みの高額ハードとなるのか

任天堂初の4万円超え!?『ニンテンドースイッチ2』は『PS5』並みの高額ハードとなるのか (C)PIXTA

11月10日より、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが『PlayStation5』の新型モデルを発売することを明らかにした。その価格設定は、前モデルをやや上回る形となるようだ。

多くのゲーマーたちが次世代ゲーム機に注目するなか、一部では「ニンテンドースイッチの次世代機も高額化するのではないか…」という不安の声も上がっている。

円安の影響で高級品から脱せず

新型「PS5」は従来のモデルよりもコンパクトなデザインとなっており、30%以上の小型化に成功。さらにディスクドライブ搭載型は18%、デジタル・エディションは24%の軽量化も実現させている。

また本体内蔵のSSDストレージは1TBへと増量されているほか、デジタル・エディションは別売りの「Ultra HD Blu-rayディスクドライブ」を着脱できる仕様となる。これまでユーザーから上がっていた要望に応えた形で、ますます国内での普及が進みそうだ。

しかしそんな新型「PS5」だが、価格の方はというと…。

「今回発表された新モデルの希望小売価格は、ディスクドライブ搭載版が66,980円。デジタル・エディションは、59,980円(いずれも税込み)となっています。どのモデルも2020年の発売当初は4万円から5万円台だったことを考えると、若干の値上げとなりました。

過去の傾向だと、いわゆる薄型や軽量化モデルは1万円ほど値下げしてリリースされていましたが、最近まで続いていた半導体不足や円安が大きく影響しているのでしょう。とはいえ、現在の為替レートを考慮すると、6万円台を超えなかったのは救いですね」(ゲーム誌ライター)

そんな「PS5」の価格設定を受けて、ゲーマーたちは任天堂による次世代ハードの価格について白熱した議論を交わしているようだ。

任天堂の次世代機も高額路線か

「任天堂の次世代機については、興味深い証言が相次いでいます。今年7月、海外メディアの『VGC』が次世代機に関して『ニンテンドースイッチ』を踏襲した形になると報じており、発売は2024年下半期になるとしていました。

また、8月にドイツで開催されたゲームショー『gamescom 2023』では、一部の業界関係者に向けて『ニンテンドースイッチ』の後継機がクローズドで披露されたという報道が。その情報によると、グラフィック性能は『PS5』や『Xbox Series X|S』と比べて遜色がないレベルにグレードアップされていたそうです。

現行の『ニンテンドースイッチ』が発売された当初の価格は、29980円(税抜)。もし本当に次世代機が『PS5』レベルのスペックになっているとすれば、値上がりは避けられないでしょう。円安を考慮すると、4万円台になってもおかしくはないかもしれません」(同)

任天堂はファミリー層向けの市場に向き合ってきたこともあり、ゲーム機の値段を抑えてきたことで知られる。『NINTENDO64』を始めとして、歴代の据え置きゲーム機は、基本的に2万5,000円~3万円程度だ。

過去最高価格は、2021年に発売された「ニンテンドースイッチ」の有機ELモデルで、3万7,980円(税別)。ここでも4万円台という防衛ラインは死守し続けていた。

「ニンテンドースイッチ」の後継機は、どれほどの価格設定となるのだろうか。その値段によっては、未来のゲーム業界の勢力図にも影響が及ぶかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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