ユーチューバー事務所「UUUM」が崩壊… 芸能界ごっこの大失敗でピンチ! 東海オンエアの醜態でも存在価値の無さが証明される

HIKAKIN 

HIKAKIN 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

ユーチューバー界のバーニングプロダクションことUUUMが崩壊寸前だ。

UUUMはHIKAKIN、はじめしゃちょーなど大物ユーチューバーを多数擁し、ブームに乗って2017年に上場すると、19年には時価総額800億円超を達成。しかし、一時の流行に過ぎなかったのか、その後は右肩下がりで、今年5月には138億ほどにまで落ち込んでいる。


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先月にはフリークアウトHDの公開買付けにより連結子会社化され、浮上どころか衰退の一途を辿るばかり。10月13日に発表されたばかりの2024年5月期第1四半期の決算も悲惨そのもので、営業損益は9億7100万円の黒字だった前期から一転、1億9500万円の赤字に転落した。

最終損益も10億5300万円の赤字と、もはやいつ潰れてもおかしくない状況にある。

「同社は減益の理由を、YouTubeショートの台頭により、通常動画の再生回数が減っていることを挙げている。ショート動画は通常の動画に比べて広告単価が低いため、これが影響した形。

これを示すように、全体の再生数が前年同期比で9%増加しているのに対し、アドセンスの売上は15%減少しています」(WEBアナリスト)

タレントの真似事をした結果がコレ

業界のバーニングとも呼ばれる最大手がこの惨状なのだから、もはや〝YouTube事務所〟というビジネスモデル自体が崩壊していると言ってもいいだろう。そもそも、個人単位で群れる必要のないユーチューバーが、なぜ必要性の乏しい事務所立ち上げなどを企てたのか。

「爆買い・大食い・ドッキリといったテレビのパクリ企画が溢れていることから分かるように、ユーチューバーはタレントに相当なコンプレックスがある。それを具現化したのがUUUM。『スター揃いのジャニーズ』『売れっ子揃いの吉本』といった憧れを抱き、『事務所所属』という肩書きが欲しくなって『スターユーチューバー揃いのUUUM』を作ったのです。

ところが、最初こそ上手くいったものの、『個人戦のため事務所は必要ない』という、考えれば誰でも分かる弱点がすぐに表出して空中分解。また、ユーチューバーはファンが細分化されており、〝この人とはコラボしてほしくない〟という要望も多い。事務所で群れることは本当にメリットがないのです」(芸能記者)

事務所がいかに機能していないかは、昨今の内部崩壊でも明らかになっている。

「UUUM所属の迷惑系ユーチューバー・東海オンエアが泥沼の内紛劇をして醜態をさらしていますが、こんな風に問題が簡単に公になってしまうあたり、事務所が全くもって意味のない存在だということがわかります。普通の芸能事務所なら、タレントのプライベート事情でここまでの醜態をさらすようなことはさせませんから」(同・記者)

芸能界ではジャニーズの解体などにより、フリーで活動する人が増えている。まさかユーチューバーのほうが、前時代的な存在になってしまうとは…。

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