フジテレビが“稲垣メンバー事件”を回顧? 圧力疑惑の『新しい地図』飯島三智氏は相変わらずスルー

稲垣吾郎 

稲垣吾郎  (C)まいじつ 

10月21日、フジテレビが『週刊フジテレビ批評』の特別版として、旧ジャニーズ事務所に関する検証番組を放送した。しかし、いわゆる圧力疑惑について肝心な部分に触れられなかったと物議を醸している。

番組はジャニー喜多川氏の性加害について、本当に知らなかったのか、なぜ報道しなかったのかといった部分を局内で聞き取り調査し、結果を報告。いわゆる圧力や忖度に関しても、局員による具体的な証言が多数紹介された。

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この中に気になる証言がある。番組は局内記者の証言として、「旧ジャニーズ事務所の所属タレント逮捕情報を、他社に先駆けて報道する準備をしていた」としながら、「報道と編成との協議と調整が行われた」と紹介した。

結果、「他社よりも遅くなってしまった」「一番先だと思っていたのに遅れを取る結果となり正直がっかりした」と、スクープが不発に終わった過去を明かした。

証言において実名は出なかったが、これは間違いなく稲垣吾郎を差していると考えていいだろう。実際、この証言を裏付ける話は、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏から暴露されている。

圧力をかけたのは飯島三智氏だが…

長谷川氏は2018年5月1日のブログにて、稲垣逮捕時の内幕を《当然、逮捕されているので「容疑者」と「一瞬は」僕たちも読んだんですよね。で、それに激怒したのが飯島さんという女性マネージャーさんで「SMAPの担当」として非常に強い力と影響力を持っていた方でした》と明かした。

《徹底的に怒ってきて、僕たちがどれだけ「そう呼ぶことに決まってるんですよ…」と説明しても取り付くシマがない。彼女はSMAPのマネージャーとしてだけではなく、香取さんや草なぎさんらが出演していた「いいとも」を通じて、バーニングの周防さんやタモリさんの事務所の田辺さんととても親しかったので、そこからも圧力をかけてきてどうしようもなくなっちゃいました。さらには「もうSMAPを「SMAP×SMAP」に出させない!」と言ってきたんです。これには参りました》と、飯島三智氏が圧力をかけ、報道に介入したことを明かしているのだ。

この背景を知っている視聴者からは、今回の検証番組に《旧ジャニーズへの忖度で扱ってるけど、新しい地図の飯島さんと稲垣さんの話じゃん》《時期をはっきり、なんの番組かも明かせよ》《事務所の責任にされるのモヤるな》《まるっとジャニーズの圧力にすり替わるの納得できん》《それだけ当時の飯島さんが力を持っていた、というお話でしたね》《事務所に責任押し付けて終わりにしようとしてる》といった声が噴出した。

「圧力問題に関しては、以前の副社長で事務所の広報役を担った白波瀬傑氏の召喚が執拗に求められている。であるならば、当時の関係者として飯島氏の説明も求められるが、メディアはこの点を無視している。

公の場に出て来ない白波瀬氏に『辞めれば無関係だと思っているのか』という厳しい報道があるが、こうした風潮を作っているのは、他ならぬ『飯島さんは辞めてるからもう関係ないね』というスタンスのメディアだ」(芸能ジャーナリスト)

「現時点でジャニーズと無関係ならOK」というのなら、事務所が改名し、新会社とエージェント契約に移行する来月以降は全員が許されてしまうではないか。

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