秋ドラマ最低視聴率更新ラッシュ! TBS、フジテレビ、テレ朝の壊滅状態…ドラマ枠の増やしすぎが原因か

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秋ドラマの視聴率が記録的な壊滅状態にある。

広瀬アリス主演のTBS火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』は初回の世帯平均視聴率5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、同枠の最低初回視聴率を更新した。

さらに第2話5.1%、第3話4.6%と下がっており、昨年放送された本田翼主演『君の花になる』を下回り、TBS火曜ドラマの歴代最低視聴率を更新することが確実視されている。

さらに高橋文哉&志尊淳のTBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』も、初回5.5%で同枠の初回最低視聴率を更新。ドラマ全体を通しての視聴率も、ワーストとなることは決定的だ。

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「TBSだけでなく、フジテレビの看板〝月9ドラマ〟も記録的な不振。二宮和也、大沢たかお、中谷美紀のトリプル主演という豪華布陣の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』は、初回から7.8%、5.5%、5.3%、5.6%と大低迷が続いている。

幸い、前クールの『真夏のシンデレラ』が記録的爆死だったためワースト更新はギリギリ避けるかもしれませんが、製作費やSNSでの盛り上がりを考えると、『ONE DAY』の方が明らかな失敗作です」(芸能記者)

見逃し配信サービス普及のせいではない?

そのほかにも、テレビ朝日系の木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』が、このまま踏みとどまれなければワースト更新も視野に入るなど、なんと4作品がワースト更新にリーチがかかっている。

「近年は録画機器の発達に加えて、見逃し配信サービスTVerの普及もあって、リアルタイムでテレビを見る人は減っている。そのため視聴率で作品の良し悪しを測るのはナンセンスとされていて、テレビ局側も大して数字を気にしていません。しかし4作品もワーストとなると、さすがに少し話は変わってくるでしょうね」(同・記者)

この歴史的不振には、ドラマ飽和状態を指摘する声も。

「テレビ各局はドラマ枠を増やし続けており、深夜ドラマも入れると今や、1週間で30本以上もドラマが放送されている。さすがに相当なドラマファンでも取捨選択しなければならないため、1作品あたりの数字が落ちているのでは」(同)

しかしこれだけ多くても、1クールに1本大ヒット作があるかどうかというのが辛いところだ。

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