フジテレビとナベプロに癒着?『ハライチ』のゴリ押しが止まらない…ついに大物アーティスト扱いに

画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

フジテレビ系で毎年12月初旬に放送される音楽特番『FNS歌謡祭』の出演アーティストが、11月22日に発表された。

納得のいくヒット歌手、首を傾げてしまうような名前など様々なアーティストが並ぶ中、『ハライチ』の出演が物議を醸している。

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「ハライチ」はなんと、浜崎あゆみ、AI、『ゆず』、三浦大知といったビッグネームに並び、盛り上げ役ではなくアーティストとして第一夜に出演するのだ。当然ながら、彼らにヒット曲などはなく、こうした面々に名を連ねるのは違和感しかないだろう。

この異常なキャスティングが実現したのは、「ハライチ」が所属するナベプロ系列のワタナベエンターテインメントと、フジテレビとの強力な結びつきと見ていいようだ。

「ナベプロとフジは50年近くの蜜月関係にあり、局の番組には〝ナベプロ枠〟も存在している。中山秀征が『ウチくる!?』『クイズドレミファドン』の司会をできていたのも、このパワーが影響しています。

この象徴として、創業者夫妻の娘である渡辺ミキ氏はワタナベエンタ社長に就任し、『笑う犬』シリーズなどを手掛けたフジお笑い部門の敏腕プロデューサー・吉田正樹氏と結婚。吉田氏はフジを退職後にワタナベエンタの会長職に就任、ミキ氏もナベプロ本体の会長を務めるなど、家族ぐるみで関係があるのです」(芸能レポーター)

公平なキャスティングをしないフジテレビ

「現在、『ハライチ』は『ぽかぽか』でMCを務め、30代にして〝フジの昼の顔〟というタモリの後継ルートを歩んでいる。澤部佑は日曜昼に『なりゆき街道旅』へ出演していましたし、夜には『オードリー』と共に『オドオド×ハラハラ』のMCを務めるなど、どう考えてもフジからは他局以上に優遇されています。

百歩譲って、バラエティーというホームで贔屓にされるのはまだ良しとしましょう。しかし、全く畑違いの音楽番組に、ヒット曲もないのに出てくるなど、もはやゴリ押しの粋に達しています」(お笑い評論家)

フジテレビは10月、旧ジャニーズ事務所をめぐる検証番組を放送し、事務所をめぐるキャスティングについて、圧力はないが忖度していた部分はあるとの証言が飛び出した。

これについてフジは「反省しています」と言わんばかりのお気持ち表明をしたが、「ハライチ」の例を見るに、ナベプロ系列には未だに忖度を続けている。

テレビ局と芸能事務所の結びつきを〝癒着〟と表現するのか、〝お得意先〟と表現するのかの違いということだろうか。

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