フジテレビの『ハライチ』ゴリ押しは継続! クリスマスに低視聴率番組『ぽかぽか』特番を放送

ハライチ 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

11月27日、フジテレビが年末年始の特番情報を解禁した。

情報によると、12月21日~27日まではフィギュアスケート中継が行われるほか、ジャニーズカウントダウンライブが見送りとなった年越しには『逃走中』の特番が放送される。

他にも『さんタク』『さんまのまんま』『二宮ん家』『爆笑ヒットパレード』といった恒例番組や、『全力! 脱力タイムズ』『人志松本の酒のツマミになる話』『ワイドナショー』といった人気番組の特別版が並んでいる。

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そんな中、異彩を放つのが、クリスマスに放送される『ぽかぽか』のゴールデン特番だ。

「かつてフジのクリスマス編成といえば、『笑っていいとも! 年忘れ特大号』がお決まり。各曜日レギュラーが一同に集結する豪華出演陣で、ものまね紅白歌合戦は年イチの人気企画でした」(テレビ誌編集者)

だが翻って、今年始まったばかりの「ぽかぽか」に「いいとも!」ほどの人気があるとは到底言えない。MC・タモリと『ハライチ』の格、業界での影響力、視聴率など、どれを取っても「ぽかぽか」が「いいとも!」に勝っている部分などひとつもないだろう。

それどころか、「ぽかぽか」は業界内で〝いつ打ち切られてもおかしくない〟とまでささやかれている。

ナベプロとの“癒着”と社長の“ゴリ押し”

「番組は開始ほどなくして、ビデオリサーチ調べ、関東地区の平均世帯視聴率が1%台にまで落ち込み、個人視聴率にいたっても、連日ほぼ1%割れ。業界で重視されている13~49歳の個人視聴率・コア視聴率にいたっては、0.5%を切ることもしばしばです」(前出・編集者)

昨年末まで放送された前身番組『ポップUP!』は、低視聴率でスポンサー降板。テレビによるビジネスモデルの根幹を揺るがす事態によって打ち切られたと複数報じられていた。

「ぽかぽか」も数字の面ではほぼ変わらないが、なぜゴールデン特番をやれるほどプッシュされているのか。関係者が語る。

「『ぽかぽか』がスタートした当初、フジの港浩一社長が手土産を引っ提げ、連日スタジオへ激励に訪れる姿が目撃されていました。どうやら『ぽかぽか』は港社長の肝煎りであり、他のバラエティーよりも優遇されているようです。

港社長はバラエティー路線への回帰を掲げ、〝80年代のフジ黄金期よもう一度〟という方針を打ち出していますし、クリスマス特番に持ってくることで〝フジ黄金期を支えた『いいとも!』の再来〟を印象づけたいのでしょう」(テレビ関連会社関係者)

「ハライチ」属するナベプロ系列事務所とフジの癒着も、この贔屓に影響しているという。

「戦後エンタメを支えたナベプロ創業者夫妻の娘である渡辺ミキ氏は、『ハライチ』属するワタナベエンタの社長。そして、ミキ氏の夫は『笑う犬』シリーズなどを手掛けたフジお笑い部門の元敏腕プロデューサー・吉田正樹氏で、フジ退職後にはワタナベエンタの会長職に就任しています。

これに伴い、ミキ氏もナベプロ本体の会長を兼務するなど、さながら中世の政略結婚の様相。『ハライチ』以外にも、中山秀征、『アンガールズ』田中卓志など、フジにはバラエティー制作においてナベプロ枠が存在します」(ベテラン芸能記者)

「ぽかぽか」の人気が爆発すればいいのだが…。

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