なぜコンビニの水は500mlより2Lの方が安いのか?人気税理士YouTuberがビジネスの仕組みを解説

税理士の菅原由一氏が、登録者数43万人超を誇る自身のYouTubeを2月21日に更新。コンビニで500ミリリットル入りよりも2リットル入りの水の方が安く売られている理由について説明した。

菅原氏はコンビニが、同じブランドの水であるのに容量によって価格に差をつける理由が何かアシスタントに聞いた。500ミリリットル入りの水は、客がすぐに飲みたいから買う“今すぐ需要”に応える商品、2リットルは緊急性が高くないが家に置いておきたいから買う商品と違いを説明している。

菅原氏が強調したのは、価格差があるのはスーパーに勝つためのコンビニの戦略だということ。かつて生活必需品を買うにはスーパーを訪れるのが一般的だったが、働く女性が増え、遅い時間にスーパーに通うのが面倒だと感じる人が増えたと菅原氏は説明する。

そこでコンビニはトイレットペーパーなど消耗品を、勤労者層がいつでも買えるように置くようになった。ただコンビニの商品が高いとのイメージを払拭しようと、スーパーに価格を近づけていったという。菅原氏は「(コンビニが)スーパーから客を奪うための戦略」だと説明した。

商売の世界では、利益を度外視するフロントエンド商品と、利益率の高いバックエンド商品があるとも菅原氏。コンビニはフロントエンド商品に当たる100円の2リットル入りペットボトルを呼び水にし、バックエンド商品の購入を促していると説明した。

この日の動画は菅原氏のチャンネルの新企画だという。視聴者は「面白い企画です!これからも楽しみにしてます!」と企画を歓迎。「コンビニ経営してますが、知らなかったです。勉強になりました」と反響があった。

参考:YouTube公式チャンネル「脱・税理士スガワラくん」

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