成田悠輔氏起用の広告取り下げに異議の声「心中する覚悟で起用しろよボケ」木曽崇氏、DaiGo氏、箕輪厚介氏が私見

大手飲料メーカーのキリンは3月12日、経済学者・成田悠輔氏を起用していた缶チューハイ『氷結無糖』の広告の一部を取り下げた。具体的な言及は避けているが、成田氏が過去に出演したインターネット番組での発言を問題視したとみられている。

今回、広告取り下げの要因のひとつとされているのは、2021年12月のインターネット番組『ABEMA Prime』での発言だ。少子高齢化問題をめぐり成田氏は「唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかない」「やっぱり人間って引き際が重要だと思う」とコメントし物議を醸し、米紙『ニューヨーク・タイムズ』でも取り上げられた。今回の成田氏の広告起用が決定した直後からSNSでは、“#キリン不買運動”というハッシュタグが付いた投稿など、消費者からキリンへの批判の声が噴出していた。

しかし、著名人からはキリンのこの対応に対し異論の声が相次いでいる。

作家で国際カジノ研究所・所長の木曽崇氏はXで、「僕は成田氏をCMキャラにしたからって買い控えをしようとは思わないが、一部批判に耐えきれず一旦採用したCMキャラを下ろすような企業商品は買い控えるよ。成田氏起用に文句を言ってた層と、僕みたいな層のどちらが御社売上に貢献する消費者か、は明白だと思うがな」と私見を述べた。

メンタリストのDaiGo氏もXで「どうでもいい人間の顔色を伺い始めたら、誰も何も言えないしできなくなる。相手にしなければ存在し得ない人間など無視すればいい。データをとればわかるが、どうせ売り上げには無視できる程度の影響しか出ない」と数字として取るに足りない意見であると投稿。

さらに、編集者の箕輪厚介氏もXで、広告削除を報じたニュース記事を引用し「まじうるせえな。言葉狩りじゃなくて中身を考えろよ。お前らのキャンセルカルチャーノリがお前らが否定したい切腹理論そっくりじゃねえか」「あとさ、キリンよ。そんな度胸ねえなら、際どい人間使うな。使うなら守れ」「なんかよく分かんないけど、スポンサーとかって何ですぐ逃げて違約金とか言うの?お前らも心中する覚悟で起用しろよボケ」と連続でキリンを糾弾した。

しかし翌日、箕輪氏は自身のキリンに対する一連の投稿について「昨日は汚い言葉を使ってしまい、大変申し訳ございません」と謝罪。成田氏の番組での発言意図についてつづり、今回の騒動で怒りの声を上げた人や、成田氏を広告起用したキリンに対して理解を示しながら、未熟な投稿を行なったことを反省した。

【画像】氷結®無糖」をこよなく愛する著名人が、その魅力を本音で語るグラフィック広告「#ブームというより時代です」最新作が3月4日(月)に公開 小峠英二さん、若槻千夏さんに加え、新たに成田悠輔さんが登場! – PR TIMES

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