元「週刊文春」記者、でっち上げ問題に反論。あの不倫報道の決定的な証拠は存在する。小林よしのり氏サイトからの批判に

元『週刊文春』記者の赤石晋一郎氏、甚野博則氏が2月29日に自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。赤石氏が取材した記事が“でっち上げ”と漫画家・小林よしのり氏のサイトで批判されたことに関して反論した。

小林氏のサイト『ゴー宣DOJO』で1月22日に「週刊文春、スキャンダルでっち上げの全容」という記事が投稿された。これは、松本人志の性加害報道を皮切りに、2017年の元衆議院議員の菅野(山尾)志桜里氏と倉持麟太郎氏の不倫疑惑についての同誌の報道を「でっち上げ」と糾弾するもの。この記事がきっかけで週刊文春に対する批判が一部ネット上でささやかれており、赤石氏はこれに反論した。

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当時、赤石氏は菅野議員と親交のある小林氏と直接話し合う機会を設け、決定的な証拠があると主張した。ただ赤石氏は「(小林氏に)全ての手の内を明かすわけにはいかない」と考え、決定的な証拠を小林氏に出さなかった。そのため小林氏側は「でっち上げなんだ」と主張している。

ただ赤石氏は不倫に関する“決定的な証拠”に当たる音声を持っていた。その音声とは、菅野氏と倉持氏が入ったホテルの部屋の外に漏れてきた「打ち合わせではない男女関係を示さざるを得ない音」を録音したもの。当時、赤石氏は、それを小林氏に見せつけたとしても意味がないと判断したそう。「小林さんが当事者でもないし。もちろん編集部は全員聞いてますし、これが違うということはありえない」と語った。

赤石氏は小林氏のサイトの記事に関して「何がでっち上げなのかを提示してほしい」と要望。菅野氏についてとやかく言うつもりはないが「ただ、取材としてはそこまでやりましたよということ」と主張した。小林氏のサイトの記事について「信じたいものを信じるのは自由ではある」と赤石氏は述べたものの「ちゃんと言っておかないと、誤解を招くことは良くない」ことから話すことにしたと明かしている。「僕だけの問題じゃない」「現場の文春の人が貶められるのはよくない」と元同僚たちを思いやった。

参考: YouTube チャンネル『元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube)』

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