4月改編で「夕方の情報ワイド番組」が大乱戦に!視聴率争いを制す番組は?元放送作家・長谷川良品氏が考察

元放送作家の長谷川良品氏は3月19日、自身のYouTubeチャンネル『長谷川良品「テレビ悲報ch」』を更新。4月改編による「夕方の情報ワイド番組」の視聴率争いが起こると語った。

各局が4月から夕方の情報ワイド番組を一斉リニューアルし、キャスター、MCを入れ替えると報じられている。この理由を長谷川氏は「(日本テレビの)『news every.』から同局の看板アナ藤井孝彦さんが離れるからです。つまり同番組を首位の座から引きずり下ろすチャンス」と説明。藤井アナは4月から、フリーに転身した上で同局の『news every』を担当する。長谷川氏は4月改編の「夕方の情報ワイド番組」の顔ぶれを解説した。

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日本テレビ『news every.』は藤井アナの代わりとして、鈴江奈々アナと森圭介アナでのWメインキャスターとしてリニューアル。また、元プロ野球選手の斎藤佑樹と桐谷美玲が新キャスターとして加わる。長谷川氏は「メインキャスターではなく抑え的な扱いとはいえ、日本テレビnews every.の安易なタレントキャスター化はネガティブに機能すると予想。おそらくこれまでとイメージがガラっと変わってしまう。あの地味で落ち着いた感じがやはりしっくりきていたのに、これはやっぱりミスキャスティングなんじゃないでしょうか」と分析した。

長谷川氏が推したのはTBS『Nスタ』。ホラン千秋と井上貴博アナ、日比麻音子アナの3人体制を継続させる。長谷川氏は「これはおそらく数字的に安定しているからだと思われます。そして個人的にもこの夕方5時戦争を制し、新たな視聴率王者に君臨するのはこの“Nスタ”だと感じます」と見解を示した。

テレビ朝日系『スーパーJチャンネル』は、この4月で入社4年目となる森山みなみアナウンサーが新MCを務める。長谷川氏は「これ、結構なばくちといいますか、チャレンジだとは思います」と論評。

フジテレビ系『Live News イット!』は、元NHKの青井実アナがメインMCに就任し、宮司愛海アナとタッグを組む。パックンもスペシャルキャスターとして加入。長谷川氏は「パックンといえば青井アナとはNHK『英語でしゃべらナイト』で共演。おそらくこれも意識してのキャスティングだと思われます。ただまあ、大変失礼なんですが個人的にはパックンアレルギー的なところがあって、チャンネルを合わせることはあまりないとは思います」と冷ややかだった。

そして、NHKは4月から新番組『午後LIVE ニュースーン』がスタート。「News」と「Soon(すぐ)」をかけ合わせたタイトルだが、長谷川氏は「後付けな印象が拭えない」とキッパリ。「すぐ(soon)を求めすぎた結果、この番組自体がすぐに終わることにならないか不安で仕方がありません」と皮肉った。

視聴者は「ニュース番組に派手さは求めてない。地味でも落ち着いて見れるニュース番組がいい」「ニュース番組にタレントは要らないかな…」と、ニュース番組への過度なタレント起用に否定的な見方を示している。

参考:YouTubeチャンネル『長谷川良品「テレビ悲報ch」』

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