小池百合子都知事の国政復帰は「否定できない」、元側近の音喜多駿氏が指摘。乙武洋匡氏出馬は目くらましか

日本維新の会の音喜多駿参院議員は4月2日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、衆院東京15区補選に小池百合子都知事が出馬する可能性があると指摘した。

柿沢未途氏の議員辞職に伴い、4月28日に衆院東京15区の補選が行われる。小池百合子都知事が率いる『都民ファーストの会』は、作家の乙武洋匡氏を擁立する方針だと3月29日に報じた。その前日、『都民ファーストの会』は3月28日付で、乙武氏が副代表に就任したと発表した。

かつて小池都知事の側近として『都民ファーストの会』に属した経験を持つ音喜多氏は、小池氏について「東京15区に出てくるという可能性は否定できない、むしろかなり高いんじゃないかという風に思っております」と独自の分析を披露。「まだある意味ブラフというかですね、乙武さんは目くらましというか一つの誘導弾で、最後は小池さんが出てくるということをまだ彼女はどこかで考えてるんじゃないかという風に思います」と語った。

音喜多氏は「極めて不自然ですよね」と指摘。『都民ファーストの会』が乙武氏を擁立し、自民党と公明党に推薦を依頼するのであれば「みんな相乗りの構図を作るためには、党籍、党の所属を持ってない方がやりやすい」と違和感を口にした。

その上で、小池氏の狙いについて「結局それで話はまとまらないと。自民党、公明党が乙武さんじゃ乗れないと、それは無理だという風に返事をされて、じゃあちょっと考えたあげく、じゃあもうしょうがないと。“私が出るわ”と言って、小池さんが東京15区の方の補欠選挙に打って出る」と今後のシナリオを描いた。

仮に小池氏が都知事を辞職すれば、乙武氏は都知事選に出る可能性が考えられると音喜多氏。「(衆院15区が)乙武さんでまとまったらまとまったで、それはそれでいいわけですよ、小池さん的には。小池さんのプレゼンスも上がりますし、東京都知事を続けながら、次の本選(衆院選)に小池さんがどこかから打って出るということを狙ってもいいし。で、まとまらなかったらさっき言ったように自分が出てもいい」と、小池氏が態度を保留していると推察した。

視聴者は「私と予想一緒だわー」「乙武さんファーストの会副代表就任に一番納得いく解説でした」とコメント欄に投稿している。

参考:YouTubeチャンネル『音喜多駿のブイログV-LOG!』

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