壇蜜らの所属事務所の破産で「未払いのギャラ」はどうなる?福永活也弁護士が解説「いざ破産してしまうと…」

弁護士の福永活也氏は4月2日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、タレントの壇蜜、吉木りさらが所属する芸能事務所『フィット』の破産報道に言及。未払いのギャラの支払いについて解説した。

『フィット』は27日に、破産手続き開始が決定されたと報じられた。壇蜜は『FLASH』の取材に、未払いのギャラが数百万円に上ることを示唆した。

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福永氏は『フィット』所属のタレンチに知り合いが多いと明かした上で「倒産の話は皆さん聞かされてなくて、人によっては実際倒産が決まった当日に連絡があったとかいう話もあるぐらいなので、もう結構事務所側とタレントさん側でコミュニケーションがあんまり取れない状態になっていたのかなと思います」と語った。

壇蜜ら所属タレントへの未払いのギャラについては「タレントと事務所との契約関係は、基本的には業務委託が多分ほとんどで、労働契約ではないという風にたぶん、実態的にも形式的にも、そのような立て付けになってるはずです。なのでいざ破産してしまうと通常の破産債権になってしまうので、まずはタレント事務所の従業員の労働契約に基づく労働債権が優先される。タレントさんの給料と呼ばれてるけども実際は業務委託報酬みたいなものはほとんど支払われることがなく法人が消滅して、債権が消えてしまう。だから壇蜜さんの数百万の未払金というのも受け取れないまま終わってしまう可能性が結構高いんじゃないかなと思いますね」と解説した。

一般的に所属事務所がタレントに報酬を支払う流れは「仕事して、多分1ヶ月後とか2ヶ月後とかに事務所から元々の売り上げが事務所に丸ごと入ってきて、そのうち一定の割合に基づいてタレントさんに報酬が支払われる」と説明し、「早くて2ヶ月ぐらいで、遅いと半年とか1年とか入金が先になったりするので。そうすると結構未払いがたまっていくので、今回みたいに倒産してしまうと数百万の未払いが残っていたということは割とざらにあるんだと思いますね」と述べた。

視聴者は「顧問弁護士じゃなく芸能事務所に所属していたとは、ビックリです!」と驚き。また「吉木りささんと知り合いかぁ 羨ましいw」との声もあった。

参考:YouTubeチャンネル『弁護士福永活也』

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