『DCU』高視聴率キープの謎…「とうとう脱落」「俳優が可哀想」の声も

阿部寛 

阿部寛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

2月20日、阿部寛主演の日曜劇場ドラマ『DCU』(TBS系)の第5話が放送された。謎に視聴率が高く、ネット上では落胆の声もあがっている。

ドラマの舞台となるのは、海上保安庁に新設された「DCU」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。

従来の海上水域だけでなく、警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜って隠された証拠を探しだし、隊長の新名正義(阿部)らが〝水中未解決事件〟を解明していく。

同作の世帯平均視聴率は初回から16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好スタートを切っており、第2話は15.2%、第3話は15.2%、第4話は13.9%、裏で北京五輪の閉会式が行われていた2月20日の第5話でさえ、11.8%と好記録を維持している。

脚本がダメでも数字を取れる日本ドラマ

しかし、ネット上では

《全体的に雑で安っぽい。海洋モノにしたいのか人間ドラマにしたいのかクライムサスペンスにしたいのかアクションものにしたいのか、さっぱりわからん》
《今回の日曜劇場は途中で見なくなりました》
《とうとう脱落してしまいました。我慢できなかった》
《ツッコミところたくさんあります。脚本が駄目だから俳優さんたちが可哀想》
《DCUなんで視聴率高いの? 脚本やばすぎるんだけど》

といった、内容のダメさを指摘する声が多くあがっている。

「『DCU』は脚本がサッパリであるにもかかわらず、視聴率が高い。これでは日本ドラマの質は下がる一方です。2020年1月期のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が大ヒットして以降、日本のラブコメが全て、無理やり胸キュン要素を詰め込んだだけのからっぽストーリーになったように、『DCU』がヒットすればそれが悪い見本となってしまう。これでは、韓国にドラマ・映画で対抗できるのは当分先になるでしょう」(芸能記者)

いったいどこでこんなに差がついてしまったのか…。

【あわせて読みたい】