テリー伊藤が大炎上! ウクライナ人へ降伏提案…「日本人として恥ずかしい」

テリー伊藤 

テリー伊藤 (C)まいじつ 

演出家でタレントのテリー伊藤が、3月14日放送のラジオ番組『垣花正 あなたとハッピー!』(ニッポン放送)に出演。ロシアのウクライナ侵攻について持論を展開したのだが、その内容に批判が続出し、炎上している。

テリーは、連日続くロシアの攻撃によって、多くの人々が亡くなっていることを懸念。ウクライナの女性に対し「今の状況としてはウクライナに厳しいと思う。さらに攻撃が続けば民間人の死者がどんどん増えていくことが現実になった時に、それは一番いけないことだと思う。この戦争、5年、10年、20年続きます。ですから今は安全な場所に一度移動して、もう一度立て直したらどうか?」と提案した。

女性は、「テリーさんの仰ってることよく分からないです。別に避難できる人は避難しています。小さい子どもやお年寄りが戦っているわけではないです。じゃあ、ウクライナは戦わないでそのまま殺されていいって事ですか?」と声を荒らげ、口論となる場面があった。

一連のやり取りを聞いていたリスナーからは、

《テリーの言うことも分かる。圧倒的な軍事力の差があるし、このまま無駄に死者を出すことはない》
《民間人が巻き添えになってる。このままではドンドン死者が増えるだけ》
《ウクライナの人の気持ちもわかるけど、じゃあロシア攻撃して第三次世界大戦になってもいいの? テリー伊藤はそこまでは言わないけど、それが言いたいんだよ》

といった、テリーの発言を支持する声が上がった。

「命が第一」テリー伊藤の主張が炎上…

しかし一方で、ウクライナ人の心情を逆なでするかのような発言に、ネット上では

《いくらなんでもウクライナの人に降参しろはないわ。祖国が奪われたらロシアのやりたい放題にされるだけだぞ》
《ウクライナ人は死ぬことを覚悟した上で、ロシアの侵略を防ごうとしてる。そういう人たちに向かって降参しろはないでしょ》
《ウクライナ人女性に対して非常に失礼。仮に抵抗せずに降参したからといって、命の保証があるかすらわからないんだよ?》
《テリーの平和脳に呆れた。日本人としてとても恥ずかしくウクライナの方々に申し訳ない思いでいっぱいです。あまりの恥ずかしさに涙が出てくる》

など、炎上状態になっている。

「テリーは太平洋戦争末期を引き合いに出し、日本がもう少し早く降参していれば、原子爆弾の投下や沖縄戦で命を落とす人がいなかったのではないかと、あくまでも人命が優先されるべきだと主張。女性に撤退の考えがないことを非難しました。しかし、仮にテリーの言うように一時的に命を救われる人が出てきたとしても、その後、ウクライナの人たちの安全が保証されるとは限りません。これでは命を捨てる覚悟で母国を守っている人に対し、あまりにも失礼と言わざるを得ないでしょう」(芸能ライター)

13日に放送された『日曜討論』(NHK)では、弁護士でタレントの橋下徹氏が、「安全を守るために政治的な妥協もある」とコメント。ジャーナリストの櫻井よしこから「ウクライナは絶対に領土を譲らず、ロシアは絶対に欲しい。現実的にどんな妥協をするのか?」と反論され、沈黙するシーンがあった。

戦争についてはさまざまな意見があるが、一介のタレントが私見を展開したところでロシアの侵略が止まるわけではない。芸能人コメンテーターが口を挟む話ではないように思えるのだが…。

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