細田衆院議長“月給100万しか”発言が島根県民に飛び火「理解しがたい」

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5月10日に開催された自民党参院議員の政治資金パーティーで、細田博之衆院議長が放った発言に、批判が殺到している。

細田議長は島根県出身の政治家。過去には内閣官房長官を務めたこともあり、内閣の危機管理に貢献した大物政治家だ。

問題になっているのは、国会議員の給料にあたる歳費に関する発言。細田議長は「一体いくら歳費をもらっていると思いますか?」と投げかけ、そして「議長になってもね、毎月もらう歳費は100万円しかないんですよ」と不満を漏らす。

さらに「〝しか〟と言うと怒られちゃうけど、そんなにもらってるのかと言うけど、会社の社長は1億円は必ずもらうんですよ。上場の会社は」と自身と民間企業の社長を比べ、待遇を嘆くのだった。

思わぬところに飛び火…バッシングされる島根県民

有権者はもちろん、市民感覚からかけ離れた細田議長に対し、ネット上では、

《このお爺さんが島根県出身だということを非常に恥ずかしく思います》
《島根県の皆さん…。細田さんがこんなん言ってますが、大丈夫ですかー? ちょっとヤバくないですかー?》
《議長の地元・島根県で月100万円貰っている人は、何人いますかね。税金が原資の歳費を100万円しかないって言えるその感覚。身内に甘いんですね》
《島根県のみなさん。100万円が高いか低いか…判断するのは貴方達ですよ》
《島根1区の有権者は、この驕った態度の細田博之に9万人も投票している。島根県の商品は買いたくないね》
《島根県民も何で細田みたいな害悪老人選んだんやろ。理解しがたいんやけど》

といった反響が。細田議長だけではなく、彼を当選させた島根県民もヘイトを買ってしまったようだ。

「細田議長は島根1区から出馬し、11回目の当選を果たしています。島根県は全国の中でも自民党への支持がかなり強く、昨年行われた衆議院議員総選挙でも自民党が2議席を独占しています」(週刊誌ライター)

国民の神経を逆撫でるような発言を繰り出した細田議長。批判が殺到したからか、13日に「今後は立場を自覚して発言を控える」と発言していたことがわかった。

はたして次回の衆議院議員総選挙で島根県民はどのような選択をするのだろうか。細田議長がこの発言に対する責任を取るかどうかは、島根県民に懸かっている。

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