クソドラマほど高視聴率の異常事態?『やんごとなき一族』『ナンバMG5』は…

土屋太鳳 

土屋太鳳 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

5月12日、土屋太鳳主演のドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)の第5話が放送された。視聴者の評判は良いものの、視聴率が伸び悩んでいるようだ。

主人公の篠原佐都(土屋)は、母の良恵(石野真子)と2人で下町の大衆食堂『まんぷく屋』を切り盛りしていた。ある日、佐都はかねてより交際してきた深山健太(松下洸平)にプロポーズされ、それを受け入れる。

しかし実は健太は、江戸時代から400年以上続く名家で、莫大な資産を有する一族の次男と判明。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった佐都は、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄されながらも、夫と共に真正面から立ち向かっていくことになる。

同作の初回の世帯平均視聴率は7.3%。以後、6.1%、5.7%、5.3%、6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低迷。放送されている枠が、視聴率を取りづらい〝フジテレビ木曜ドラマ枠〟だということを加味しても寂しい数字だ。

『マイファミリー』は謎の高視聴率

「『やんごとなき一族』は期待ハズレだらけの今期ドラマの中では、視聴者の評判はかなり良い方。今期はこのように、視聴率と視聴者評価が一致しないドラマだらけだと話題になっていますね。同じくフジテレビ系の『ナンバMG5』も、評価はすこぶる高いものの、視聴率は4%台を記録するほどです」(芸能記者)

一方で、期待ハズレと言われている『マイファミリー』(TBS系)や『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が二桁視聴率を獲得している。

「『マイファミリー』と『未来への10カウント』が放送されている枠は、いつも数字が取れている枠。つまり視聴者は結局、放送枠でドラマを判断しているのでしょう。稀にみるクソドラマと話題のNHK朝ドラ『ちむどんどん』も、視聴率が好調なのはまさにそれ。今期ドラマで数字と評価が一致しているのは上野樹里の『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS系)くらい。ぬるくて新鮮味がなくて当たり障りのない内容と同じように、視聴率がずっと7%台をうろうろしています」(同・記者)

〝視聴習慣〟がこれほど重要とは…。

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