石原さとみ『すき家』CMで好感度急落?“ワンオペ突然死”に批判殺到で…

石原さとみ 

石原さとみ (C)まいじつ 

従業員の長時間労働など、黒いウワサが絶えない『ゼンショーホールディングス』。2014年に牛丼チェーン『すき家』でワンオペ勤務が問題になり、第三者委員会が設置されたが、厳しい労働環境は依然として改善していないようだ。

6月1日、複数の週刊誌が、今年1月に「すき家」で女性従業員が死亡していたと報道。記事によると、亡くなったのは名古屋市郊外の店舗に勤務していた50代の女性従業員で、職場で倒れてから3時間も放置されていたという。

この日、女性従業員は22時から朝9時までのシフトだった。朝5時に同僚が退勤し、4時間ほどワンオペ状態に。同僚が帰った直後に女性は厨房で倒れ、その後出勤した従業員に発見されたという。

女性の死因は心筋梗塞。心筋梗塞は初期対応により、蘇生率が大きく左右されると言われている。つまりワンオペではなく同僚がいて、早い段階で発見されて処置を受けていれば、助かっていた可能性もあるだろう。ワンオペが生んだ悲劇に対してネット上には、

《すき家、まだワンオペやらせてたの? あんなに問題になってたじゃん…》
《最低でも2人いないと怖いよ。人件費ケチりすぎ》
《吉野家といいすき家といい、とんでもないな》
《防犯の面でも、1人って怖くない?》
《ワンオペでしかも女性従業員って、すき家かなり前にワンオペ狙いの強盗事件多発してたのに、そういう危険も考えなかったのかな。3時間も放置されてなかったら助かったかもしれないのに気の毒すぎるね》

など、当然ながら批判が続出している。

従業員は使い捨て? 問題だらけの外食チェーン

2014年にワンオペの実態が明らかになり、批判を集めていたにもかかわらず、「ゼンショーホールディングス」の体制が何も改善されていないことに驚いている人も多いようだ。

この騒動を受け、「すき家」はワンオペを朝の時間も廃止すると発表。また「お亡くなりになられた従業員のご冥福をお祈りするとともに、より一層職場環境の改善に努めてまいります」というコメントも発表している。

しかし騒動の余波は「すき家」のCMに出演している俳優・石原さとみにまで波及しており、

《石原さとみがCMで頑張ってもこれじゃあな》
《すき家は石原さとみ、ユニクロは綾瀬はるかには無限に金を溶かしているが、従業員には「利益出せよクソ」としか思ってなさそう》
《ゴキブリの次はこれか…。石原さとみはイメージキャラクターやめた方がええで。女優イメージ駄々下がりするだけ》
《すき家=ワンオペのイメージ強すぎるから、新しいメニューが出てきて石原さとみが美味しそうに食べてるCM見てると、ワンオペで辛く身体的にも精神的にも大変な思いして作った人の牛丼を誰かが美味しそうに幸せに食べてるんだって思うと…ってなる》

といった声も聞かれた。

「ゼンショーホールディングス」に限らず、飲食チェーンはブラックな労働環境が目立つ。最近だと、大手回転寿司チェーン『くら寿司』に勤務する男性店長が店舗の駐車場で焼身自殺した件が記憶に新しい。男性は上司から日常的にパワハラを受けていたという。

また「くら寿司」は、障がい者雇用枠で勤務していた従業員が、店長によるいじめで退職していたことも発覚している。

劣悪な労働環境が問題視されているのは、決まって安さを売りにしている企業ばかり。利益重視も大事かもしれないが、人件費を下げず、もう少し従業員が働きやすい環境を作って欲しいものだ。

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