映画『今夜、ロマンス劇場で』地上波放送に騒然「タイタニックみたい」

綾瀬はるか 

綾瀬はるか (C)まいじつ 

俳優・綾瀬はるか主演の映画『今夜、ロマンス劇場で』が、6月27日にフジテレビ系で放送された。初見の人も多かったようで、名作映画にそっくりな〝衝撃のラスト〟が大きな反響を呼んでいる。

同作はモノクロ映画のヒロインと、現実世界に生きる青年の甘く切ない恋模様を描いたラブコメディ。

映画監督を夢見る青年・牧野健司(坂口健太郎)は、映画館「ロマンス劇場」で見つけたモノクロ映画のお姫様・美雪(綾瀬)に思いを寄せる。美雪に会うために何度も同じ映画を観るうちに、ついに現実世界に彼女が現れるという物語だ。

そして物語のラストは、ラブコメとは思えない悲しい結末に。彼女には現実世界へ行くことと引き換えに、人に触れると消えてしまう制約がある。2人は恋に落ちていく過程でその事実に直面するのだが、それでも美雪は最後に一度だけ抱きしめて欲しいと願うのだった。

ここで場面は病院に変わり、年老いた牧野の姿が映し出される。これは牧野が看護師に語って聞かせていた過去の物語だったのだ――。

名作オマージュが大反響!

老人が物語を回想するといったストーリー展開は、映画『タイタニック』や『シャイニング』で使われていた手法。これにネット上では、

《ロマンス劇場の最後のシーン、タイタニックの最後でローズが夢を見る回想シーンみたいでステキでした》
《ロマンス劇場でのラストは、何回見てもタイタニック》
《タイタニックみたいな終わり方だった》
《ロマンス劇場の終わり方、タイタニックやシャイニングなんだよな》
《最後、シャイニングっぽいと思ったけど、タイタニックぽいという意見もあるんだ…》

などの反響コメントが寄せられていた。

「同作は日本版『ニュー・シネマ・パラダイス』とも言われていたため、意図的に海外作品に寄せた作りにしていたのでしょう。作中には『ローマの休日』や『オズの魔法使い』、『カイロの紫のバラ』、『カラー・オブ・ハート』などの作品を彷彿とさせるシーンもあり、これらのオマージュは高い評価を集めていました」(芸能ライター)

海外の名作を彷彿とさせた「今夜、ロマンス劇場で」。制作者からすれば、してやったりといったところだろうか。

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