7月4日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、「夏!アニメの祭典スペシャル」と題した企画を放送。ゲストとして大人気声優が出演し、軽快なトークを繰り広げたものの、番組レギュラーメンバーの言動が声優ファンから反感を買ってしまったようだ。
ゲストとして登場したのは、花江夏樹、小野賢章、梶裕貴というトップ声優の3人。登場と同時に3人はそれぞれが担当した代表キャラクターのセリフを披露する。
明日よる9時~の #しゃべくり007 は#花江夏樹 さん#小野賢章 さん#梶裕貴 さん
トップ声優大集結🥹👏👏実は、オーディションがよくかぶるという3人✊バチバチの裏側を告白🙀
気になる3人の関係性は⁉️登場シーンから超豪華なので
是非あたまからご覧ください〜👁#しゃべくり#ラブオールプレー pic.twitter.com/kNxAnPZLgx— しゃべくり007(公式) (@shabekuri007ntv) July 3, 2022
花江は『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎の「全集中 水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」と言ってみせた。これに『ネプチューン』の堀内健が「最初叫んでたけど、何言ってたか分からなかった」とコメントするのだった。
普通であれば気を悪くしてしまいそうだが、花江は「エクスペクト・パトローナム」と小野が登場した際に言ったハリー・ポッターのセリフを披露。芸人顔負けのリアクションをとり、場を和ませた。
声優たちにスポットが当たらない?
また声優にスポットを当てた企画にもかかわらず、カメラに映っているのはレギュラーメンバーばかり。
声優がイジられる場面も多く、スタジオのメンバーが『ローマの休日』をアフレコする企画では、真剣に演技をした梶を原田泰造が「梶さんいやらしい」と評する一幕も。声優を芸人のように扱う「しゃべくり007」に対して、声優ファンからは、
《しゃべくり007のMCは声優さんの扱いダメだな。再認識》
《声優さん達に対する芸人さん達の態度が完全に「真面目に働いてる人をイジるウェイ系のそれ」だったんで腹が立ってしまったな》
《やはりバラエティーのネタとしての扱いなんだよね。レギュラー陣が吹き替えして笑いにしたりとか、そういうの要らない》
《声優はしゃべくり007に出ちゃダメ! 声優の話が聞きたいのに芸人しか映らんやん…ゲストとは?》
《しゃべくりメンバーはやりたい放題なの? それに臨機応変で合わせられる声優さんは上手いね》
《圧倒的に無知であり、リスペクトが感じられない事。少なからずファンは悲しい思いをする瞬間がある。今日なんて梶、小野(賢)、花江っていう超豪華メンバーなのに》
などの批判が続出している。声優ファンが望む内容にするとなると、人気声優がただオタクトークを繰り広げるだけになってしまうとはいえ、番組の内容に納得がいかない人が多いようだ。
「『しゃべくり007』は、声優に限らずゲストの扱いがかなり雑。レギュラーメンバーのお約束芸と同じようにイジっていくため、今回のようにゲストのファンから不満が寄せられることも少なくありません。ですが、そこが同番組の魅力。そのスタンスが単純に声優ファンに合わなかったのでしょう」(芸能ライター)
いつも通り進行したにもかかわらず、なぜか糾弾されてしまった「しゃべくり007」。オタク文化を取り上げる際には、そのジャンルのファンと同じような心構えでゲストを丁重に扱う必要があるのかもしれない…。