舞妓の世界はやっぱり闇が深い?『ノンフィクション』の特集に騒然

(C)Irina Wilhauk / Shutterstock 

7月10日放送のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)は、京都の花街で修業する舞妓に密着した『泣き虫舞妓物語2022 ~夢と希望と涙の行方~』を放送。先日、ツイッターで元舞妓の〝暴露話〟が話題になっていたこともあり、ネットをザワつかせている。

この日、番組では15歳で憧れの舞妓になるために、京都の花街の世界に飛び込んだ寿仁葉(じゅには)さんに密着。寝食を共にしてきた先輩舞妓が次々と置屋を去り、自身の後見人として面倒を見てくれていた芸妓も花街を離れていく中、寿仁葉さんは「私はこの世界に向いてない。こんなやる気のない子はいてもしょうがない」と涙ながらに葛藤を明かしていた。

奇しくも6月26日には、元舞妓だという女性がツイッターで「舞妓の実態」として《当時16歳で浴びるほどのお酒を飲ませられ、お客さんとお風呂入りという名の混浴を強いられた(全力で逃げたけど)》などと、京都の花街の〝闇〟を暴露したばかりだった。

舞妓のシビアな世界に集まる注目

そんな暴露話を受け、今回の「ノンフィクション」の放送のタイミングに、ネット上では

《辞めていくには理由があるし、舞妓の世界は負の連鎖をすごく感じるな》
《この人達もあんな目に合ってんのかなぁって見入ってしまった》
《舞妓になれる年齢が15歳なのはやっぱりおかしいなってのが感想。お酒の席で16歳にお酌させる大人は恥ずかしい》
《舞妓になった子たち、みんなどんどん顔が暗くなって、辞めていた。その理由があんまり明確に放送されなくて、なんか腑に落ちなかった》
《偉そうなジジイばっかりの宴席に未成年の女の子が放り込まれてお酌させられた挙句、同衾を迫られる…。想像するだにおぞましい世界》
《出てくる舞妓や芸妓がみんな心が病んでいて、見ていてキツい。先日の元舞妓さんの告発の一件があるから、放送されていること以外にもいろいろあるのんじゃないかと勘繰ってしまう》

などといった反響が寄せられている。

「寿仁葉さんは15歳で置屋に入りましたが、2年後には遅刻を繰り返すようになってしまいました。朝起きられなくなる寿仁葉さんを見て、視聴者からは《闇が深い》との指摘が続出。また次々と先輩たちがやめていく状況について、番組が深く考察しないことについても疑問の声が上がっていますね」(テレビ誌ライター)

5年目を迎える舞妓は、卒業後、芸妓になるのがこの世界のルール。来週放送される後篇で、寿仁葉さんがどんな決断を下すのか注目が集まっている。

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