『家庭教師のトラコ』橋本愛の政治語りにドン引き…「一気につまらなくなった」

橋本愛 

橋本愛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

8月31日、橋本愛の主演ドラマ『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)の第7話が放送された。急に政治思想が強くなり、視聴者が困惑している。

根津寅子(橋本)は「どんな志望校も合格率100%! しかも授業料はお任せ!」という伝説の家庭教師。

彼女に依頼したのは、30代、40代、50代と、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親たちだった。寅子は説教もしないし、難しいことも言わない。ただ、世の中にある現実を子どもたちに見せるだけ。しかし子どもたちは、いつの間にか「正しいお金の使い方」を知ることになる…。

第7話では、寅子と福田福多(中村蒼)の過去エピソードが描かれた。財務省に勤めている福多に寅子は「年収600万の人と300万の人、どっちが幸せでしょう?」と問いかける。さらに寅子は、これまでの国の不祥事で発生した損失金などを徹底的に調べ始める。

寅子の目的は〝世界を変えること〟だという。「何の罪もない子が虐待や貧困で苦しんだり、私より頭の悪いヤツが裏金積んで大学行って親のコネで一流企業に就職したり。そのくせ安い給料でこき使われてる真面目な人は、ケガをしても労災が下りなかったり」と理不尽な格差に言及する。

「家庭教師だけで話を終わらせとけば…」

そして国に対して「いつまでたってもこの国は予算の無駄遣い。横領天下りの繰り返し。選挙の時は金ばらまいて必要のないインフラ整備をバンバンやり、揚げ句の果てにみっともない事件起こしても辞職しない国会議員に気前よくボーナスを払う始末」と語り続ける。

国民が安心して子供を育てられるように、温暖化で災害に遭った人が不安なく暮らせるように、国防費をゼロにして「武器増やすこと考える暇あったら世界中の国と仲良くすること考えろよ!」と叫ぶのだった。

今まではちょっと変わった家庭教師のお話…という感じだったが、ここにきて脚本家の政治思想をバリバリに出してきたこの回。ネット上では

《一気につまらなくなった》
《脚本家どうした? 先週まで面白かったのに》
《急に何言ってんだこいつ》
《何このプロパガンダドラマ》
《社会問題盛り込むのは良いと思うけど表面的だし下手すぎない?》
《家庭教師だけで話を終わらせとけばよかったのに》
《世間に物申したい気持ちはわかるがまったく伝わらない》
《役者のセリフ使ってこっちに説教されてるみたいで疲れる》

といったドン引きの声があがっている。

なお、今回のストーリーは〝年収300万円は楽して稼げるから、仕事が大変な年収600万よりも幸せ〟と説いて大炎上。視聴者から「年収300万円こそブラックや大変な仕事が多い」と反論があがっていた。

このドラマも結局、庶民の味方のフリをして庶民の生活を全く理解できてない、浮世離れした政治家と同レベルだ。

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