ポケモン新作CMが物議! おじさん向け広告に「俺たちは不審人物ってコト?」

永山瑛太 

永山瑛太 (C)まいじつ

国民的ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの最新作『スカーレット・バイオレット』が、11月18日に発売された。

ファン待望の新作だが、そのテレビCMから、あまりにも〝加齢臭〟がするとゲーマーの間で話題になっている。

CMのメインキャラを務めるのは、俳優の永山瑛太。古川琴音演じるOLが公園でため息をついていると、永山扮する〝謎の男〟が小学生に「これはキミのモンスターボール!」などと話しかけるという、現実にいたらかなり危ないストーリーだ。

この男は「ポケモン」の世界からやってきたとのことで、OLに「ポケモン」の世界へ行くことを勧める。

ここで、ご丁寧に初代『ポケモン』世代のゲーマーに媚びた、『赤・緑』のテーマが流れてタイトルバックとなる。

そう、このCM、子どもたちに冒険やプレイを促すのではなく、現実に疲れた大人に勧めるというアラサー・アラフォーに訴えかける作風になっているのだ。

『ポケモン』は子どもではなく大人のコンテンツ

実際にネット上には、

《なんというか「おとなもこどもも、おねーさんも」って感じ》
《ターゲットが完全に大人》
《完全にターゲットが大人のCMね。ポケモン初代世代の私達が30代半ばなんだもんな》
《ポケモンSVはCMでもカムバックしようぜ的な内容もあったし、大人なトレーナー多いのかもね》
《いい歳してポケモンやってる俺たちは世間から見ると不審人物…ってコト? これだと演出としてめちゃくちゃ納得いくんだけど、ポケモン嫌いな人が作る映像であってCMでやる意味がわかんない》
《CMの感じ見ても良くも悪くも大人向きになったんだろうなと思う、ポケモン》
《初代直撃世代もすでに社会の中核となっている事実》

といった声が。良くも悪くも、シリーズが誕生した当時のプレイヤーがターゲットであると話題になっている。

「子ども向けのイメージがある『ポケモン』ですが、ターゲットは一貫して1980年代~90年代初期生まれの世代です。一例を挙げると、『金・銀』は少年少女メインの実写CMでしたが、リメイクの『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、当時子どもとしてプレイした世代の大学生が懐かしむCMになりました。そして今回は働く大人なのですから、その世代の子どもではなく、常に初代世代をターゲットにしていることが分かります」(ゲームアナリスト)

世はまさに少子化時代。お金に余裕が出てきたアラサー・アラフォー世代をターゲットにするのは、至極当然なのかもしれない。

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