『合理的にあり得ない』松下洸平は人選ミス? ポンコツ設定にゲンナリ

天海祐希 

天海祐希 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

俳優の松下洸平といえば、2021年放送のドラマ『最愛』(TBS系)で脚光を浴びた印象が強いだろう。現在放送中の『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)でも主人公の天才バディとして圧倒的存在感を見せつけてくれるのかと思いきや、今のところ視聴者からの評判はイマイチ…。むしろ悪評が集まりつつあるようだ。

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同作は頭脳明晰な元弁護士の探偵・上水流涼子(天海祐希)と、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下)が〝あり得ない方法〟で事件を解決していく痛快エンターテインメント。

第2話では涼子が弁護士資格を剥奪された事件以降、関係を切られていた元顧問先の大企業「諫間グループ」社長・諫間(仲村トオル)から依頼が舞い込む。

彼から言い渡された依頼は、行方不明になっている実の娘・久実(白石聖)を探してほしいというもの。2人はさっそく彼女が六本木のクラブに出入りしていることを突き止めるのだが、捜索は思わぬ大事件へと発展していく。

「『合理的にあり得ない』は一見〝真面目〟な推理ものに見えますが、わりとコメディー要素も多く含まれています。雰囲気としては天海が主演を務めた大人気ドラマ『BOSS』(フジテレビ系)と近いものがあり、天海のキャラクターは同ドラマの主人公・大澤絵里子そのもの。第2話では新たに久実も『上水流エージェンシー』の仲間入りを果たし、これからどんどん面白くなっていきそうな雰囲気なのですが…」(芸能ライター)

松下には“不似合い”な役柄?

コメディー色が強いうえ、天海演じる涼子の活躍ぶりが凄まじいせいか、いまいち相棒の貴山がパッとしない。IQ140の天才という設定でありながらも結局は涼子の指示に従っているだけで、唯一凄かったことといえば、第1話冒頭で披露したルービックキューブくらいだろう。

せめてもう少しコメディー色を出せば、涼子と面白いバディになりそうなものだが、残念ながらキャラクターも中途半端。視聴者の中には『最愛』の時の松下と比較する声も多く、ネット上には《松下洸平この役合ってない気がする。最愛の時すごくカッコよかったのに…》《最愛以外の松下さんは基本微妙だよ。あれが良すぎただけ》《松下航平がもうちょっとコメディー色出さないとダメなやつだよね…。ケイゾクの渡部篤郎みたいな演技だったら面白かったかも》《松下洸平は正直最愛以外微妙。てかIQ高い設定はどこいった?》などの厳しい声ばかりが目立っていた。

「ドラマ『最愛』で、主人公・梨央(吉高由里子)の初恋の相手・大輝を熱演した松下。2人から紡がれる15年越しのラブストーリーは多くの視聴者の胸をときめかせました。物語もほとんど笑いのないシリアスな展開が続き、コメディー感の強い『合理的にあり得ない』とは真逆の雰囲気…。

だからこそ、今回のコミカルな役柄を受け入れられない視聴者が多いのでしょう。もはや松下の演技力が問題というより、ただ単に制作サイドのキャスティングミスといった感じがしますね」(同・ライター)

物語がもう少しシリアスになれば、松下の良さも際立つのかもしれない。

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