齋藤飛鳥の卒コンから乃木坂46が落ち目に? 女性アイドルグループ“12年限界説”

齋藤飛鳥 

齋藤飛鳥 (C)まいじつ 

昭和、平成、令和と、これまで多くの女性アイドルグループが台頭してきたが、彼女らの人気はもしかしたら〝12年〟が限界なのかもしれない。なぜ12年なのか、その理由は歴代の人気アイドルグループを振り返れば、自ずと分かるだろう。

現在の女性アイドル業界を席巻するグループといえば、『乃木坂46』『日向坂46』『櫻坂46』の〝坂道グループ〟が挙げられる。それぞれが冠番組を持ち、テレビや雑誌に引っ張りだこ。だが、一見好調に見える彼女らでさえ、最近は人気がやや停滞気味だ。

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中でも、乃木坂46は〝衰退まっしぐら〟と揶揄されるほど、人気低迷が著しい。たとえば3月29日にリリースされた32ndシングル『人は夢を二度見る』の初日売上は、過去最低クラスの41万9000枚(オリコン調べ、以下同)。もちろんCDが売れない時代に41万枚超は大した記録なのだが、かつて70万枚、80万枚を初日で売り上げていた全盛期と比べると、やはり乏しく感じられる。

売り上げが振るわないのはCDだけではない。今年1月に発売された『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.03』の週間売上は、前作の初週15.2万部の半分にも満たない結果に。乃木坂46だけを特集した新ビジュアル誌『TRIANGLE magazine』に関しても、初版部数18万部と強気なスタートを切っておきながら、実際はその半分も売れなかった。

どのアイドルグループも“12年”が限界?

「人気低迷の理由は、2011年の結成時からずっとグループを支えてきた初期メンバーが、一人もいなくなってしまったことが大きいでしょう。2月26日に秋元真夏が卒業、5月17日と18日には齋藤飛鳥の卒業コンサートを控え、グループの1期生はゼロになります。

また今年2月1日に、乃木坂46の〝公式ライバル〟結成が発表され、グループ誕生に向けて着々とプロジェクトが進行中。これが形になれば、今後乃木坂46の人気はさらに衰退の一途を辿ることになりそうです」(アイドルライター)

メンバー脱退によるアイドルグループの人気低迷は、今に始まったことではない。2005年に結成された『AKB48』は、2017年に最後の元祖〝神7〟だった渡辺麻友が卒業して以来、人気が急落した印象だ。

楽曲も朝ドラの主題歌になった『365日の紙飛行機』以降、いまいちヒットしておらず、かつての公式ライバルだった乃木坂46に完全に食われている。現役メンバーに関しても、恐らく多くの人が柏木由紀くらいしか知らないのではないだろうか。

さらに、1997年に結成され、国民的アイドルグループとして社会現象にもなった『モーニング娘。』もかつての輝きを失っている。

人気に陰りが見え始めたのは、全盛期メンバーがゼロとなった2007年頃から。同年に4代目リーダーの吉澤ひとみと、5代目リーダーの藤本美貴が、立て続けにグループを脱退。翌年には『NHK紅白歌合戦』から落選し、連続出場が10回で途切れる形に。そして、彼女らに代わってAKB48が台頭してきた。

モーニング娘。はAKB48、AKB48は乃木坂46、そして乃木坂46は公式ライバルが誕生するタイミングで人気の低迷期を迎え、いずれもグループ結成からおよそ〝12年〟でその時期を迎えている。

そもそもグループの世代交代が大体10年周期で起こるため、およそ12年が人気を持続させる限界なのだろうか。だとすれば、乃木坂46にとって、デビュー12年目となる今年がターニングポイントになるかもしれない。

はたして乃木坂46は〝12年限界説〟を確実なものとしてしまうのか、それとも真っ向から否定する活躍ぶりを見せてくれるのか。今後の動向から目が離せない。

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