中日ドラゴンズ“介護施設”から脱却! チームの若返り成功でかすかな光

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10年間Bクラスをひた走り、今季も最下位争いに甘んじている中日ドラゴンズ。夢も希望もない、あるのは監督の〝疑惑〟だけの同球団に、一筋の光が見えていると話題だ。

「チームは昨年、立浪和義監督に交代するも、低迷した状況を変えることはできず。しかし、立浪政権からスタメンの若返りに成功し、将来の黄金期を築く下地になりそうだと、ファンはポジティブに捉えているのです」(週刊誌記者)

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2021年、前監督・与田剛のベストオーダーを見ると、20代の選手は周平と京田陽太の2人だけ。1番の大島洋平は当時36歳、福留孝介に至っては44歳と、〝介護施設〟と揶揄されるほど高齢化が進んでいた。

翻って今季のオーダーは、半分以上となる5人が20代。1番・4番と中軸を担う岡林勇希、石川昂弥は共に21歳、打撃爆発の細川成也、二遊間の村松開人・福永裕基も20代だ。

暗黒でもキラリと光る“反射材”

現在は暗黒期真っ只中だが、数年後には希望が持てそうなこの事実。

ファンからも、《楽天より普通に未来明るい》《中日は全然マシや 数年後の広島はマジでやばい》《5年後に立浪再評価路線来るやろこれ》《希望がある弱さ 日ハム 中日 希望は少ない弱い 巨人 西武 絶望 楽天 広島》との声が多く、最下位という暗闇の中にも、前向きな要素が見出せているようだ。

「強いチームは往々にして若手が活発なもの。日本一4連覇を果たした2020年までのソフトバンクは、周東佑京、甲斐拓也などなど、20代の選手が活躍していました。逆に、ベテランだらけのチームは、勢いがない上に先も見えない。30代だらけの巨人は、2年連続Bクラスの危機です。

しかしその巨人も、暗黒時代と言われた04-06年には、清原和博、工藤公康、仁志敏久といった衰えたベテランを大量放出し、坂本勇人、内海哲也、山口鉄也、亀井善行といった若手を起用。弱さに絶えながら世代交代を進め、のちに3連覇を2度達成する下地を作りました」(週刊誌記者)

チームが暗黒の中、暗闇でも光る〝反射材〟のような選手を、立浪監督は大量に発掘したと言えよう。

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