『ラストマン』SNSで“お通夜”状態!? 高視聴率キープもイマイチ盛り上がらない理由

福山雅治  大泉洋 

福山雅治  大泉洋 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

現在放送中の日曜劇場ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)が絶好調だ。世帯平均視聴率は、初回から9話連続で12%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という快挙を成し遂げた。

その一方、数字の割にハネていないという指摘もあるようで…。

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どんな難事件も必ず最後に解決することから〝ラストマン〟と呼ばれる、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)。そのアテンドをするのは、誰よりも悪を憎み、犯人検挙のためには手段をいとわない刑事・護道心太朗(大泉洋)だ。凸凹バディが、難事件に挑んでいく。

「TVerの普及などで軒並みドラマの視聴率が下がる中で、ここまで全話12%超えはかなりのもの。00年代に換算したら、全話20%超えレベルの数字なのでは?

『ラストマン』はTVerのお気に入り登録者数も100万人超えをしており、テレビ朝日の刑事ドラマのような、視聴率はいいけどTVerはからっきしということではない。大人から子どもまで見ている、万人受けするドラマと言っていいでしょう」(週刊誌記者)

ただ気になるのが、そこまでウケたらもっと話題になってもいいはずなのに、イマイチ視聴者の盛り上がりに欠けることだ。

話題にするほどの面白さはない…?

「同じ日曜劇場だったら、ちょうど1年前の春ドラマ『マイファミリー』のほうが圧倒的に盛り上がっていましたね。『マイファミリー』と『ラストマン』は中盤までは同じような視聴率ですが、後半にかけてしり上がりとなった『マイファミリー』と比べると、『ラストマン』は数字をキープしているだけで、別に上がってはいません」(同・記者)

つまり、このことから言えることは…。

「作品としては確かに面白い。でも人に勧めるほどではない…といった評価なのでしょう。口コミで広まっている様子はないし、『ラストマン』について熱心に喋っている人もいない。SNSでも大して盛り上がっていない。

〝熱量〟という指標で見れば、今期ドラマでは『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)や『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)のほうが圧倒的で、むしろそっちのほうが〝流行っている〟と言えます」(同)

1年後には『ラストマン』のことなど、みんな忘れていそうだ。

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