DeNA・バウアーに早くも退団のウワサ…勝ちすぎて“逆にピンチ”の懐事情

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熾烈なセ・リーグ首位争いを繰り広げる横浜DeNAベイスターズに、何やら暗雲が立ち込めているようだ。

DeNAといえば今季、2020年にアメリカ・メジャーリーグでサイヤング賞を獲得したトレバー・バウアーを獲得。ここまで、防御率4点台ながらも5勝を挙げ、6月は負けなしの4連勝と月間MVPも視野に入っている。

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「バウアーはメジャー流の中4日のローテーションでフル回転しており、このまま先発の一角を担ってくれれば、シーズンで二桁勝利は確実。調子を上げれば、最多勝が見えてくる15勝も夢ではありません」(週刊誌記者)

そうなれば、今オフ契約更改での巨額契約は必至だ。

「バウアーは年俸300万ドル(約4億3千万円)プラス出来高払い100万ドル(約1億4千万)の1年契約。この調子で好成績を残すと、来季の年俸は400~500万ドルもくだらないでしょう。1ドル140円台と異次元の円安が続いていることを加味すると、球団の負担は6億弱~7億円にのぼるとみられています」(同)

エース・今永昇太が資金面でもチームを救う?

しかし、チームにそこまでの余裕があるかは怪しいようで…。

「今季は宮﨑敏郎、佐野恵太らを筆頭に選手の成績が良く、チームも好調のため、総年俸の高騰は必至。また先日には、アメリカのマイナーリーグでプレーしていた筒香嘉智が自由契約になり、古巣・DeNAが移籍先の最有力候補と見られています。筒香が復帰する場合、最低でも年俸3億円は用意する必要があるでしょうから、バウアーを引き止められるほどの余裕はないかもしれません」(同)

これを救うのが、エースの今永昇太だと見られている。

「WBCの決勝にも先発したエース・今永は、今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦が濃厚。米スポーツサイト『Sports Illustrated』は6月25日、侍ジャパンでチームメイトだったラーズ・ヌートバーも属するセントルイス・カーディナルスが、早くも来シーズンの新戦力として興味を示していると伝えています。その場合、入札金としてある程度まとまった資金が得られるので、バウアーの残留に回せるかもしれません」(同)

日本野球界は、1年で移籍する助っ人も多い。来季のバウアーは引き続き、青いユニフォームを着ているのだろうか。

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