大谷翔平やはりドジャースへ? 新ルール「ダブルフックDH」が及ぼす影響

大谷翔平 

大谷翔平 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

MLBのロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手に移籍がささやかれている。8月2日(日本時間)までのトレード期間中、または今オフの移籍が有力視されているが、ここにきてロサンゼルス・ドジャース移籍が現実的になってきたようだ。

大谷選手といえば、米メディアがメジャーリーガー100人に「大谷翔平の来季の所属チーム予想」を聞いたところ、57.2%がドジャースを選ぶのではと回答。米国内でもドジャース移籍の観測が強くなっている。

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大谷選手は日本球界からMLBに移籍した際、毎年下位に沈むエンゼルスを選んだ理由として「フィーリング」などと答えていたが、スター選手となった現在は「感覚」でチームを選べない事情がある。

アメリカの独立リーグでは「ダブルフックDH」という新制度をテスト中。この制度は、先発投手が5回まで投げきれなければ、それまで出場していたDH(指名打者)は交代させられるというもので、メジャーリーグへ導入する話も進んでいるようだ。

つまり今後は、先発投手が強いチームでなければ、大谷選手の出場機会がこれまでと比べて減りかねない。

来年は出場機会減の可能性も

「大谷は投手として出場していないとき、DHで出場する。先発投手が5回持たずに降板すると交代させられるとなると、出場機会は減る。となると、大谷は先発投手が手堅く投げてくれるチームに移籍せざるを得ない。

エンゼルスの先発投手はまずまず長く投げられるからいいのだが、チームそのものが弱いから話にならない。まずはエンゼルスを出たい。一方、ドジャースはもともと強いし、今後は豊富な資金力で先発投手も補強して大谷選手をサポートするはず」(スポーツ紙記者)

また、ドジャースはもともと大谷選手を受け入れやすい環境を整えていたようだ。

「現在ドジャースはDHにJ.D.マルティネスを主に据えています。大谷とポジションは重複するが、彼はもう35歳で若くない。今季18本塁打を放っているが、結んだ契約は単年とのこと。ドジャースとしては、大谷が移籍してくるとなれば、マルティネスを切ればいいだけの話」(同・記者)

「ダブルフックDH」がメジャーリーグに導入されるとしても、まだまだ先の話だろう。しかし、来季に大谷選手が出場機会の確保を求めて、ドジャースに移籍する可能性は高まっている。

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