女性蔑視?『日曜の夜ぐらいは』おじさんは共感できても女性視聴者は憤慨!

清野菜名 

清野菜名 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

7月2日に清野菜名主演の『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)の第10話・最終回が放送された。結局最後まで、男が妄想しがちな〝女の子〟が描かれ続けて終わった。

主人公の岸田サチ(清野)は、車イスの母・邦子(和久井映見)と公団住宅で二人暮らし。人との関わりをなるべく持たずに生きようとしている。

しかしある日、母の代理でバスツアーに参加し、そこで同世代の樋口若葉(生見愛瑠)、野田翔子(岸井ゆきの)と出会ったことから物語が動き出す、大人女子3人の友情ストーリーだ。

【関連】『日曜の夜ぐらいは…』に不幸フラグ? 華麗にタイトル回収も“モヤモヤ”が残るワケ ほか

「あれよあれよと仲良くなったサチ、若葉、翔子が、宝くじの当選金を元手に古民家風のカフェをオープン。傷を負った女同士、ニコニコ慰めあいながら、時にはイチャイチャして新しい夢に向かっていきましたね。

こんな感じで第1話から第10話まで終わったのですが、とにかくこのドラマに言えることは女に幻想を抱きすぎ。女の子同士ならこうやってほんわか友情を育むよね?という、おじさんの感覚を押し付けられているようでした」(週刊誌記者)

「すごい男目線の制作だな」

同ドラマの脚本を担当したのは、64歳の男性大御所脚本家・岡田惠和氏だ。

「実際、このドラマは、最後まで女性視聴者の心を掴むことができませんでした。SNSなどでは《夢物語 女の友情なんて無いんだわ》《ハードな環境の女子達が泣き笑いしながら奮闘するってシチュエーションが、なんか気持ち悪くて、すごい男目線の制作だな》など、女性と思われるユーザーから辛辣な声があがっています。

その一方で、《友情系の百合好きな方にはオススメしたい作品》など、男性視聴者からは好評な様子。結局、男性向けに制作された〝キレイな女の子物語〟という枠で収まってしまいました。

表向きは女性向けドラマとされていますが、中身はゴリゴリの男向き。女性が見ると、違和感を抱いたり、なんだか気持ち悪く感じてしまうのも納得です」(同・記者)

やはり、男性に女性の気持ちはわからない。

【あわせて読みたい】