日本ハム“新たな放出候補”を模索? 2人の「功労者内野手」がターゲットに

新庄剛志 

新庄剛志 (C)まいじつ

北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督が新たな放出候補を確定させたようだ。

7月末のトレード期限まで残り少ないが、これまでチームに陰ながら貢献してきた内野手を複数トレードする案が浮上している。

日本ハムは、春季キャンプや序盤戦で主力が大量離脱。だが6、7月にかけて続々と復帰を果たしている。

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6月には、メジャーリーグ経験者のオールドルーキー・加藤豪将選手が一軍に昇格すると、プロ野球タイ記録となるデビューからの10試合連続安打を記録。ここまで一塁手、二塁手をこなしている。

また、7月5日には内野すべての守備を経験してきた山田遥楓選手が、ソフトバンク戦で移籍後初出場を果たした。一軍昇格後、いきなり遊撃でスタメンを張り、初回に失策を犯したものの、その後は無難にボールをさばいた。

一、三塁を主戦場とする清宮幸太郎選手と、二塁手メインの石井一成選手の復帰、中日から移籍し一塁もこなせる郡司裕也選手の活躍もあり、ここにきて内野陣がダブついてきた印象だ。

中島卓也&谷内亮太が放出候補に!?

そこで放出候補にピックアップされているのが、中島卓也、谷内亮太の両選手だ。ともに複数ポジションをこなせる万能内野手だが…。

「32歳の中島選手は5月に離脱し二軍調整中。だが、二軍でも打率1割台と苦戦している。同い年の谷内選手は5日に二軍降格。『チャンスに強い』と強調されていたが、結局は打率.189、得点圏打率.158に沈んでいた。

6月下旬に足を痛めたとの情報もあるが、降格前の7月4日には途中出場している。

中島選手は2009年の入団以来、谷内選手は2019年にヤクルトから移籍して以来、チームを支え続けてきたメンバーだが、新庄監督は極端な若返りもいとわない姿勢を見せている」(野球記者)

一方、見返りに獲得するとすれば投手だろう。

日本ハムは先発投手陣が未整備。若手の期待株として期待された鈴木健矢投手は、5日の試合で先発したものの1回1/3でKOされ、一時的な中継ぎ転換が示唆されている。

開幕当時はポンセ、金村尚真の2投手をローテーション入りさせていたが、ともにケガで離脱。鈴木、北山亘基投手をシーズン途中、中継ぎから先発に抜てきするなどローテーションをなんとか回している。

「上沢直之投手は今オフのメジャー挑戦、加藤貴之投手は今オフのFA移籍が取りざたされている。2本柱が抜けることをにらみ、今後数年間にわたり先発投手の補強を目指す。

6月には山本拓実、マーベルの両投手を加入させたが、さらに競争を促してチームの底上げを図る構え。先発投手が足りている中日あたりに再びアプローチをかける可能性は十分だ」(同・記者)

功労者が去るとなると、チームに激震が走りそうだが…。

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