オールスター“WBC組”選出されない理由! パ・リーグの手抜きメンバーは当てつけ?

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オールスターゲームでパ・リーグ監督を務めるオリックス・中嶋聡監督の判断に、野球ファンから賛否が集まっている。

中嶋監督は先日、オールスター監督推薦枠に関し、WBC出場選手の見送りを発表した。

理由について、「早くから仕上げてきた選手には少しでも休憩というか、休養してもらった方がいい。彼らもロボットじゃないので、無理してやっている部分は必ずある」とコメント。

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3月開催に合わせ、早期から調整をしているWBC選手の体調面を考慮したと伝えている。

これは他球団の監督とも相談した結果だそうで、中嶋監督は「快く受けてくださった」「色んな意味ですごく協力していただいた」と協力的だったことも告白。

「本当に難しいものだと思いました」と葛藤もにじませたが、最後は「僕が責任を取るといいますか」「何を言われていようと、そうやって思ってやったことなので」と信念をにじませている。

阪神ファンの迷惑行為で「手抜きでいい」?

一方、これに対する野球ファンの賛否は分かれている。ネット上では否定と肯定が入り乱れており、荒れ模様だ。

この判断には、今年のオールスターをめぐる特殊性が影響しているとも…。

「オールスターはその名のとおり、一流スター選手が集結する夢の舞台。ファン投票でセパ1名ずつ出場選手を選出する「プラスワン投票」も好評です。

しかし今年は、成績よりも好悪を優先した阪神タイガースファンが、阪神の選手に対する組織票を展開しました。

その結果、他球団では控えレベルの選手がファン投票1位になり、セ・リーグは11部門中10部門が阪神の選手という異常事態。

一流選手の対決が見たいファンには迷惑極まりない、阪神ファンしか喜ばないメンバーになってしまいました」(週刊誌記者A)

これにより中嶋監督は、まともに取り組むことをやめたと見る向きもあるようで…。

「相手がスターでない以上、こちらも本気で向き合うことはないというのが中嶋監督の判断でしょう。

巨人・岡本和真、DeNA・宮﨑敏郎、牧秀悟、中日・マルティネスといった真のスター集団が相手であれば、WBCに出たスター選手もきちんと選出していたはずです。

山本由伸VS岡本和真なんて、野球ファンであれば絶対見たい対戦ですからね」(週刊誌記者B)

阪神ファンは11球団のファンから〝夢の球宴〟を奪ってしまった。

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