DeNA・バウアーが阪神ファンに苦言!? オールスターで“組織票疑惑”が浮上し…

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夢の球宴・プロ野球オールスターゲームが、7月19日と20日に開催される。出場選手を決めるファン投票の結果発表は6月28日に迫っているが、中間発表の現時点で大きな物議を醸している。

ファン投票の最終日は6月18日。しかし、翌19日に発表された中間発表では、セ・リーグ9部門全て阪神タイガースの選手がトップになっているのだ。

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内野手・捕手はもちろんのこと、投手は村上頌樹・岩崎優・湯浅京己と、先発・中継ぎ・抑えの全てが阪神の選手。外野手は3人選出されるため、カープの秋山翔吾も入っているが、残り2枠は阪神の近本光司とノイジーだ。実に、全11選手中10選手が阪神という事態なのである。

「今年の阪神は6月24日まで首位と好調でしたから、気分の良くなったファンが例年以上に入れまくったのでしょう。もちろん、交流戦前の圧倒的な強さを見た野球ファンからの投票も多く集めた結果だと思います」(スポーツ紙記者)

しかし、この状況に《現在首位の球団の選手がいないとかありえない》《阪神ファンは本当にリーグ選抜でこれが見たいの?》《オールスターが阪神ファンのおもちゃにされてて興醒め》《本当にやってることが下品だと思う》といった声が噴出。

また、選手からも苦言に似たコメントが寄せられている。

他球団の選手が阪神ファンに苦言?

「6月24日の試合にて、DeNAのバウアー投手は、ヒーローインタビューで『阪神の選手にファン投票で勝つのは難しい。グラウンド上では勝ちたい』とコメントしました。バウアーといえば、MLBでサイヤング賞を受賞した経歴で、入団前から話題を集めた大型助っ人。入団後も、プレーはもとよりYouTubeが人気を集めており、普通なら間違いなく投票上位だったでしょう」(スポーツジャーナリスト)

選手の成績を見ても、今回の投票には疑問が残るところがある。

「セはDeNA・宮﨑敏郎が首位打者、本塁打2位、打点3位と三冠王も狙えるほど大暴れ。特に、打率は右打者史上最高記録の更新も狙えるほど爆発しています。巨人・岡本和真も、HRトップ、打点2位、打率3位と、三冠王も不可能ではない。稀に見るほどハイレベルなタイトル争いを食い広げており、彼らを選出するのが本来のオールスターだとも思えます」(前出の記者)

はたして28日のファン投票最終結果発表で、入れ替わりはあるのだろうか。

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