ヤクルト・古田敦也監督ふたたび! 就任をめぐって球団内部で議論勃発

古田敦也 

古田敦也 (C)まいじつ

東京ヤクルトスワローズの高津臣吾監督に、解任のウワサが囁かれ始めている。だが、後任をめぐって、球団内部は荒れているという。

昨年・一昨年と2連覇を達成したヤクルトだが、今季は見る影もなく、5月には12連敗を喫するなど絶不調。12球団最速で自力優勝が消滅し、前半戦が終わろうとしている現在も、中日と最下位争いに甘んじている。

【関連】FA市場は『ヤクルト』田口麗斗が最大の焦点? 超目玉の“日ハム投手”はポシャる説濃厚 ほか

「2連覇で名将と持て囃され、選手との接し方が〝理想のマネジメント〟とも持ち上げられた高津監督ですが、現在の評価はすっかり〝迷将〟に落ち着いてしまっている。今季は2年契約の初年度ですが、残り1年を残して、オフに解任が既定路線だと見られています」(週刊誌記者A)

すでに、フロントは次期監督の人選に入っているとも…。

フロント内でも賛否二分か?

「伝わってくる情報だと、球団は高津監督を引責辞任させ、2006~7年に選手兼任監督を務めた古田敦也氏を再登板させる方針だそう。第一次政権では最下位に沈むなど失敗しましたが、監督に専念する今回は上手くいくのではと、人気・知名度も加味して最有力候補になっているそうです」(同)

だが、〝古田監督誕生〟には大きなハードルも横たわっているそうだ。

「実は、球団内部でも古田氏の起用をめぐって意見が割れているのです。理由は主に〝素質と確執〟。古田氏は見た目こそ冷静な印象ですが、中身はかなりの熱血漢・体育会系であり、現役時代にはタックルや報復死球もよく行いました。

遠慮や物怖じせず、はっきり物を言う性格でもありましたから、兼任監督時代、選手が萎縮し、ついて来られないシーンも多々見られ、再びチーム環境を悪くしてしまうのではという懸念ですね。

二点目の確執ですが、古田氏の物言う性格はフロント相手でも容赦なく、編成をめぐって対立することも多かったため、未だ〝古田憎し〟の球団幹部もいるんですよ。彼らからすれば面白くないでしょうし、岩村明憲氏、宮本慎也氏といった他のチームOBを推すでしょう」(週刊誌記者B)

野球ファン以外の人気も高い古田氏だけに、就任すれば観客動員数は見込めそうだが、果たして。

【あわせて読みたい】