プロ野球「オールスター廃止論」浮上! “11球団”ファンがそっぽを向いた原因とは

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阪神タイガース所属選手の分不相応な大量選出により、11球団ファンが興ざめしてしまった今年のオールスターゲーム。

その余波は留まるところを知らず、ファンの間で〝オールスター廃止論〟にまで発展しているようだ。

「今年のオールスターファン投票は、セ・リーグ全11選手中、実に10選手が阪神という異常事態。ご存知の通り、阪神ファンは12球団一熱狂的なことで有名なため、何度も投票を繰り返す〝組織票〟を展開してこの結果になったのでしょう。

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リーグ全体を見て、〝選出にふさわしいかどうか〟という基準で投票したわけではなさそうですね…」(スポーツ紙記者)

DeNA・宮﨑敏郎、巨人・岡本和真、中日・マルティネスといった各タイトルトップの名選手も、この影響で今回は選出されていない。

セ・リーグ他球団のファンは怒りと失望を覚えているが、各球団の一流選手との対決が見られないと、パ・リーグのファンも同様に怒っている。

そう、阪神ファンの熱狂とは裏腹に、11球団のファンにはシラケムードが広がっているのだ。

「オールスターは来年からいらない」

そのムードが高じたことで、ファンの間では〝オールスター廃止論〟までささやかれる事態に発展。

ネット上には、《交流戦あるんだからオールスターはいらない》《こんないい加減なファン投票をやるなら、オールスターは来年からいらない。今は交流戦もあるから昔より意味が無い》《野球のオールスター 名前だけだもん》《こんなもん需要あるか。wbc見た後でよ》といった意見が出ている。

「かつて、セパの一流選手がぶつかるのはオールスターと日本シリーズのみでしたが、現在は交流戦がある。スターが揃う国際試合もかつてより増えていますし、オールスターの見どころは相対的に薄れています。

もともとこうしたムードがあった中で、阪神ファンの身勝手な投票事件が起きたのですから、ファンの〝オールスター廃止〟ムードが高まるのは当然でしょう」(週刊誌記者)

阪神ファンは、球界全体にとんでもない影響を与えてくれた。

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