吉岡里帆、『五等分の花嫁』に2度目の完敗…アニメ作品が強すぎる日本映画界

吉岡里帆 

吉岡里帆  (C)まいじつ 

7月14日、スタジオジブリの宮崎駿監督による、10年ぶりとなる長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』が公開された。

7月14日から16日付の『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得。公開から4日間で観客動員135万人、興行収入21.4億円の好スタートを切った。

【関連】ジブリが大手広告代理店を見捨てた?『君たちはどう生きるか』成功に託された期待 ほか

「『君たちはどう生きるか』は、予告映像やキャスト情報などを一切出さずに公開されました。宣伝せずにここまでヒットするのは、さすがは天下のジブリ映画ですね。

『君たちはどう生きるか』と公開日被りを避けるためか、大ヒット漫画の実写映画『セフレの品格(プライド)』は7月21日、山﨑賢人主演の映画『キングダム 運命の炎』の公開は28日となっています」(映画ライター)

そんな中、予想外の大奮闘を見せたのが、アニメ映画『五等分の花嫁∽』だった。

「『五等分の花嫁∽』はテレビシリーズで描かれなかった原作漫画のエピソードを映像化したもの。『君たちはどう生きるか』の公開館数385館に対し、『五等分の花嫁∽』は108館。3分の1以下の館数にもかかわらず、国内映画ランキングで初登場3位にランクインし、興行収入は公開4日で2.2億円を記録しています」(同・ライター)

吉岡里穂、二度目の敗北も評判は上々

もう1本、『君たちはどう生きるか』に公開日を被せたのが、吉岡里帆主演の映画『アイスクリームフィーバー』だ。

『アイスクリームフィーバー』は、芥川賞受賞作家・川上未映子氏の短編小説『アイスクリーム熱』を原案にした作品で、4人の女性の思いが交錯するようすが描かれている。

どこか懐かしいエモーショナルな映像やキービジュアルが話題となったものの、残念ながら、国内映画ランキングは圏外。『君たちはどう生きるか』や『五等分の花嫁∽』に遠く及ばない結果となった。

「過去にも吉岡は、主演映画『ハケンアニメ!』が、同じ日に公開された映画版『五等分の花嫁』に敗北しています。『ハケンアニメ!』は公開直後の国内映画ランキングでトップ10に入らず、対する映画『五等分の花嫁』は第2位にランクインしていました。

しかし、『ハケンアニメ!』と『アイスクリームフィーバー』の内容は好評。『アイスクリームフィーバー』も絶賛の声が後を絶たず、監督を務めた千原徹也氏も《2回目を観たいと言ってくれる人が多くてうれしい》と喜びをツイートしています。

『ハケンアニメ!』も口コミで人気が出始め、公開から約1カ月が経過した後、上映を延長する映画館が増えました。映画側もSNSで『#残れハケンアニメ』というハッシュタグを使って宣伝し、賛同するファンも多くいました」(同・ライター)

『五等分の花嫁』に2連敗してしまった吉岡だが、次こそは必ず報われてほしい。

【あわせて読みたい】