ドラクエ最新作の爆死で超ピンチ! スクエニ株価暴落の言い訳がヒドい

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8月7日、「スクウェア・エニックス・ホールディング」の株価が急落し、年初来安値を更新した。4日に発表された、第1四半期決算での営業益約79%減という結果を受けて、株主たちが一斉に株を売却したようだ。

「決算書を見ると、ゲームやアプリなどを運営するデジタルエンタテインメント事業の売り上げが芳しくない。営業利益は前年同期比80.6%減という数字です」(経済ライター)

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その理由について決算書では、《スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、6月に「ドラゴンクエストチャンピオンズ」のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となりました》と記載されている。

しかし、この〝言い訳〟こそ、スクエニのズレた感覚が露呈しているという。

「スクエニのソシャゲに希望は持てません」

「『ドラゴンクエストチャンピオンズ』がヒットすると思っていたことがビックリです。開発が発表された段階から、『ドラクエ』ファンの間でネガティブな意見が続出し、爆死臭がすると散々言われてきました。

そして、いざ発売されると、案の定の大爆死。サービス開始からわずか2カ月で、ガチャ更新日ですらセールスランキング70位程度というショボさ。これがヒットすると期待していた時点で、スクエニのソシャゲに希望は持てません」(ゲームライター)

『チャンピオンズ』は1年以内でのサービス終了もウワサされるほどの業績の悪さ。現在のスクエニで唯一好調な『ドラクエ』ブランドに傷をつける可能性もある。

「今回の業績を受けて、スクエニはこれから、中規模以下のゲーム開発を減らし、〝AAAタイトル〟に注力すると発表しています。しかし、これにファンからは《AAAタイトルとか一度も作ったことないやん》などと揶揄する声が多く上がっています」(同・ライター)

スクエニは2012年に発売した『ドラゴンクエストX オンライン』や、2019年にリリースした『ドラゴンクエストウォーク』の売り上げで、なんとか食いつないでいる状態。

しかし『ドラゴンクエストX』はさすがに下火。今後メガヒット作を制作できなければ、いよいよ終わりが見えてきそうだ。未来予想図が〝最後の幻想〟にならないことを祈る。

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