夏ドラマ“期待ハズレ”トップ2は『VIVANT』と『真夏のシンデレラ』 放送前のランキングでは上位だったはずが…

堺雅人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

今年の夏ドラマが軒並み後半に差し掛かり、視聴者の評価も固まってきた。残念ながら〝期待ハズレ〟の烙印を押されてしまった作品を紹介していこう。

まずは、森七菜&間宮祥太朗主演の『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)。フジテレビ月9としては、7年ぶりの本格恋愛ドラマということもあり、大きな注目を集めていたのだが…。

「最大の問題は脚本。登場人物が何をしたいのかわからないし、キャラクターが全員ステレオタイプすぎる。町で不良に絡まれる、ヒロインの弟の彼女が妊娠する、家を出ていった母親がお金目当てで戻ってくるなど、起こるエピソードまで、どこまで見たり聞いたりしたようなものばかり」(芸能ライター)

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ドラマの脚本を手掛けているのは、昨年の脚本コンクール『フジテレビヤングシナリオ大賞』の大賞を受賞した新人女性。

一昨年に、同じコンクールで大賞を取った新人・生方美久氏が手掛けたドラマ『silent』(フジテレビ系)が大ヒットしたので、二匹目のどじょうを狙おうとしたが、失敗したかたちだ。

夏ドラマがスタートする前、国内最大級レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が調べたところによると、『真夏のシンデレラ』は期待値ランキングで2位だった。それだけに、視聴者の落胆も大きかっただろう。

少年漫画のような展開になってきた『VIVANT』

そして、その期待値ランキングで1位の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)も、期待ハズレの雰囲気が漂い始めている。

国内の地上波ドラマとは思えない壮大なロケとドリームキャストで話題をかっさらっているが、中盤から雲行きが怪しくなってきた。

「大がかりなロケで誤魔化していましたが、段々とストーリーにツッコミどころが多くなっているのです。重厚なドラマだと思っていたら、まるで少年漫画のようなトンデモ展開を連発してきて、違和感が出てきた。

話題になっている伏線についても、あいつもこいつもあいつまで、〝全員実は裏の顔を持っていた〟なんて展開も予感されており、さすがに子供だましがすぎる。同じTBS日曜劇場で放送された『半沢直樹』のような作品を期待した人はさぞガッカリしたことでしょう」(同・ライター)

とはいえ、ドラマは最終回で一気に評価が覆るケースもある。最後まで目が離せない。

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