市川團十郎、新作ゲーム『信長の野望 出陣』に興味を示すも、スマホを片手に歩く姿を「週刊誌に撮られちゃう」

市川團十郎 

市川團十郎  (C)まいじつ 

8月24日都内にて、40周年記念位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』完成発表会が開催された。発表会には、歌舞伎俳優の市川團十郎が登壇。野望を語った。

歴史シュミレーションゲーム「信長の野望」は、1983年にリリースされ、長きにわたり多くのプレイヤーに愛された。今年40周年を迎え、新たに位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」を8月31日にリリースすることが発表された。

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「信長の野望」は先代である父(十二代目市川團十郎)が大好きだったという。團十郎が7歳の頃に「おまえもやってみなさい」と同ゲームを勧められるも「(単語が)難しすぎた」と断念した過去を持っていたことを語る。

しかし、織田信長に関しては、代々深いかかわりを持っている。祖父(十一代目市川團十郎)のために書き下ろした、歌舞伎の演目『若き日の信長』は自身も200回以上、テレビドラマでも3回ほど演じるなど、小学生の頃から意識をしていたのだとか。

特に信長が詠んだ「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」は、「初めて聞いた時の衝撃は今でも覚えている」と話し、「理解し、計算していながら、計算してないそぶりを見せるところに、男としてのロマンを感じたんじゃないでしょうか」と自己分析した。

息子・新之助にやらせたい役とは

また、信長役については「役者を選ぶ、誰でもやれる役ではない」と語り、息子・新之助には「やりたいならば、信長役者としての教育をしたい。だが、彼は家康のような風情もあるので、信長の切れ味の良さを伝えたいと思う」と述べた。

9月から始まる地方公演に、位置情報ゲームである本作はピッタリ。團十郎は新之助の「知的戦略」に巻き込まれているといい、一緒にゲームができることに期待を寄せた。

しかし懸念点もあり、ゲームをするために歩いていると「(歩きスマホを)週刊誌に撮られちゃう。撮られないようにやってみたい」と笑わせた。

最後に、團十郎は「初代・團十郎をゲームに出して欲しい。前田慶次みたいに」と、野望を語った。

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