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8月26日から27日にかけて放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』（日本テレビ系）では、タレントのヒロミが102.3kmのチャリティーマラソンを完走した。

その道中には〝天津木村〟こと木村卓寛が応援に駆けつけていたが、彼の存在に気付く視聴者は少なかったもよう。現在は何をしているのだろうか。

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天津木村といえば詩吟ネタで、2008年に大ブレークした芸人。『爆笑レッドカーペット』（フジテレビ系）や『やりすぎコージー』（テレビ東京系）などで一世を風靡し、決めゼリフ「あると思います！」が09年の『新語・流行語大賞』にノミネートされたこともあった。

しかしその後は、過激なネタに走りすぎたせいで仕事が激減。16年8月に放送された『しくじり先生 俺みたいになるな!!』（テレビ朝日系）に登場した際には、自身が所属していた詩吟の流派から〝除名〟されたことも明らかにしている。

現在もお笑いは続けているが、16年に大型二種免許を取得してからはロケバスの運転手としても生計を立てているようだ。それと並行して21年頃からは、タレント・ヒロミの専属ドライバーとしても活躍。きっかけは飲み会の席だったようで、木村の経済事情を知ったヒロミが「じゃあオレ専属の運転手やるか？」と提案を持ちかけてくれたという。

「しかし、その後すぐ、木村の元に岩手県向けの情報バラエティー番組『Go！Go！いわて』（岩手朝日テレビ）のMCオファーが舞い込んできたのだそう。週1の出演だったため、当初は東京からの〝通い〟で出演しようとする木村でしたが、ヒロミは岩手への移住を強く後押ししています。

その後ヒロミは『Go！Go！いわて』の仕事が週1程度しかないことを知り、自身のYouTube編集作業アルバイトとして木村を雇用。そんなヒロミへの恩や感謝の気持ちがあったからこそ、チャリティーマラソンの応援に駆けつけたのでしょうね」（芸能ライター）

地上波ではスルーでも岩手県では…

とはいえ全盛期と比べると、現在の木村の知名度はかなり低いといえる。ヒロミのマラソン風景がテレビ中継されているときに、木村が応援に駆けつけたものの、気づいたのはごくわずかな視聴者のみという悲しい結果になってしまった。

ただ番組MCへの就任をきっかけに岩手へ移住した木村は、21年12月に『山田町観光ふるさと大使』に就任。ほかにも『いわて暮らしアンバサダー』や『いわて牛応援団長』などに任命され、今やすっかり岩手の人気者だという。

「YouTubeチャンネル『天津木村のてんきむちゃんねる』もそこそこの人気ぶり。2カ月に一度ほどの更新頻度ですが、キャンプやスノーボード、ゴルフなど〝天津木村が興味あること〟をチャンネルコンセプトに掲げており、視聴者からも『チャレンジ精神が素敵』などと温かいコメントが相次いでいます。

数ある動画のなかでもキャンプを取り上げた動画が人気を博しているため、ゆくゆくはキャンプ芸人・ヒロシのようなスタイルを築き上げるかもしれませんね」（同・ライター）

地上波ではスルーされてしまっても、岩手で愛されている男〝天津木村〟。今の彼があるのは、間違いなくヒロミのおかげだろう。