古市憲寿氏、ジャニーズ性加害問題に言及!「本人だけで成立している訳ではない」発言は盟友・中居正広の英断を評価?

古市憲寿 

古市憲寿 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

社会学者・古市憲寿氏が9月11日に投稿した長文ポストが話題を集めている。

古市氏が触れたのはジャニーズ事務所の問題。創業者・ジャニー喜多川氏の性加害を認めたことで、世間のバッシングはピークに達し、所属タレントへの憶測や批判も殺到。CM契約をはじめ、タレント個々の芸能活動にも影響が出ている。

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これには組織の問題であって、タレント個人の問題ではないという意見あるが、「活動したいなら事務所を移籍すればいい」との批判も多い。

古市氏はこれを受け、X(旧ツイッター)で《ジャニーズ事務所の話というよりも、一般論として書かせて下さい》として自身の見解を述べた。

文章はかなりの長さだが、冒頭の部分で《ただ「タレント」や「芸能人」は表に出ている本人だけで成立している訳ではない。そのことを忘れている人が多い気がする》《「タレント」の裏側にはマネージャーをはじめとした膨大なスタッフがいる》と指摘する。

事務所の移籍は簡単にできることではなく、周囲の仕事にも大きな影響を与えると説いた。

盟友・中居正広を見て学んだ実態か

この発言で思い起こされるのは、古市氏と『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)で共演し、親交の深い中居正広だ。

「『SMAP』解散後、すぐに事務所を移籍した香取慎吾・草彅剛・稲垣吾郎に対し、中居正広はしばらくジャニーズ事務所に残り、世間から『男らしくない』『保身』などと感情論で叩かれました。

しかし、当時の裏情報や業界の話では、中居が自身に関わる大勢の人々の影響を考え、すぐに退所できなかったことが明かされています」(芸能ジャーナリスト)

古市氏の言う《表に出ている本人だけで成立している訳ではない》の真意はここにあると思われる。

「個人としてではなく、会社として受けていた仕事は、移籍すると消滅してしまうもの。これは一般社会も同じことで、香取の『SmaSTATION!!』、草彅の『ぷっすま』(ともにテレビ朝日系)が終了したのも、発注先があくまでジャニーズ事務所だったからといわれている。つまり、タレントが退所を選ぶことは、共演者や制作班、その裏にいる大勢のスタッフと家族の食い扶持を奪ってしまうことにもつながるのです。

中居はすぐに退所せず、根回しを行って円満退所することで、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)や『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)、『キャスターな会』といったレギュラー番組を継続させた」(同)

古市氏は事務所移籍による影響を間近で見ているため、軽々しく移籍できるものではないと言いたかったのかもしれない。

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