櫻井翔　画／彩賀ゆう　 （C）まいじつ　

『嵐』の櫻井翔が来春、報道番組『news zero』（日本テレビ系）を卒業するようだ。とはいえ、櫻井を降板させたとしても、一連の騒動が根本的に解決したとはならないだろう。

ジャニーズ事務所の性加害問題で、かねてより櫻井の「news zero」降板は囁かれてきた。

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複数のメディアが降板の可能性を唱えていたが、10月4日にスポーツ紙が〝櫻井が番組を卒業するとの情報をキャッチ〟と大々的に発表した。

櫻井は一方的に番組を降ろされたわけではなく、あくまで日本テレビとの協議を経て番組卒業に落ち着いたという。

「性加害問題が大々的に報じられても、櫻井は『news zero』に出演していましたが、自らこの件に深く言及することはありませんでした。キャスターとしての発言は全て有働由美子に任せきりで、彼を咎める声も少なくなかった。

関係者によると、櫻井自身もこの状況を良く思っておらず、これ以上は迷惑をかけられないとの意向から、番組を卒業するという形でまとまったそうです」（芸能ライター）

ついに始まったジャニーズの尻尾切り…

とはいえ、櫻井は性加害問題について語らなかったのではなく、実のところ〝語らせてもらえなかった〟というのが真実のようだ。

コメントを控えていたのは事務所の意向だったようで、話さなければならない空気になった時も、当たり障りのないコメントしかさせてもらえなかったという。

「ジャニーズ事務所は、10月2日に二度目の記者会見を開きました。そこで『SMILE-UP.』への社名変更を発表するとともに、〝ジャニーズとついたものを全て捨て去る〟との意思を表明しています。

しかし、ジャニーズ事務所を支え続けた企業やテレビ局は、事務所への対応を強めるばかり。櫻井の卒業についても、キャスターのポイ捨てをしている印象が拭えず、日本テレビの対応に賛否の声があがっています」（同・ライター）

日本テレビは4日、『news every.』で、ジャニーズ事務所に関しての社内調査の結果を報告した。

ジャニー喜多川氏の性加害に関して、当時の制作幹部は「ジャニー氏が男の人が好きだというのは業界の公然の情報として知っていた」「ただ見ないようにしていただけだ。余計なことを言ってもめたくないと思っているから。それだけ事務所に力があるから忖度していたのは間違いない」と発表している。

日本テレビといえば、『24時間テレビ』のメインパーソナリティーにジャニーズタレントを多く起用するなど、蜜月関係だと言われ続けてきた。各テレビ局の今後の対応にも注目が集まっている。