『レスレリアーナのアトリエ』10連6000円騒動はどうなる? 運営は「価格設定に変更なし」の方針

『レスレリアーナのアトリエ』10連6000円騒動はどうなる? 運営は「価格設定に変更なし」の方針

『レスレリアーナのアトリエ』10連6000円騒動はどうなる? 運営は「価格設定に変更なし」の方針 (C)PIXTA

大人気『アトリエ』シリーズの最新作としてリリースされた、スマートフォンアプリ『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』(レスレリ)。ゲーム性の高さが絶賛されている一方、ガチャの金額設定が「強気すぎる」という声も上がっているが、運営はいかなる方針を打ち出すのだろうか。

金額設定の見直しは予定にない?

同作は、コーエーテクモゲームスとアカツキゲームスが手掛ける錬金術RPG。一般的なソーシャルゲームと同じく、ガチャのシステムが用意されており、星1~3までのキャラクターや装備アイテムの「メモリア」が入手できるようになっている。

そのガチャを引くために必要となるのが「星導石」。10連で3,000個を消費する仕組みとなっており、すべて課金で入手する場合には、最低5,500円程度がかかる計算だ。

一度の課金で済ませるなら有償石3,000個+無償石550個の6,000円パックに相当するため、ユーザーのあいだでは「10連6,000円」という認識が広まっている。

不満の声も少なくないなか、「レスレリアーナのアトリエ」のYouTubeチャンネルで放送された『第4回レスレリ生放送 ガスト30周年Special』にて、運営スタッフが今後の展望について言及を行った。

放送開始から15分頃、MCの鶴見萌が「ガチャ引きたくなるんですけど、10連がね、ちょっと6,000円ということで…」「全員揃えようって意気込むには、ちょっと二の足を踏んでしまう部分があるんですけれども、いかがですか?」とユーザーの声を代弁して質問する。

これを受けて、開発プロデューサーは「10連6,000円という価格設定に関しまして、皆さまからたくさんの声を頂いていることは認識しております」「たしかに手が出づらい価格設定だったと思いますが…」と前置きしたうえで、10連ガチャで獲得できるレジェンドメダルを次のガチャでも引き継ぐことができることをアピール。今後「星導石」が手に入るよう、さまざまなイベントやキャンペーンを予定していることをアナウンスした。

また、お得な「マンスリーパス」の実装について要望を受けていることにも言及し、実装に向けて動いていることを明言している。

ゲーム性は大好評なのに…

運営としては、ガチャの価格設定を見直すのではなく、ユーザーが石を手に入れやすい環境を整えていく方針のようだ。

実際にゲーム内では、動画広告を視聴することで、毎日ランダムで星導石が手に入るという珍しい仕組みを導入。また期間限定のボスチャレンジでも星導石が報酬に設定されているなど、ユーザーのモチベーションを保つための工夫が随所に見られる。

「運営は工夫しているようですが、納得していないユーザーも少なくありません。むしろ不満意見を認識したうえで、“価格設定の見直しはしない”と明言したことで、かえって火に油を注いでしまった印象です。

現状、課金以外で星導石を貯めてもガチャを引ける回数は限られているうえ、そもそもガチャの仕様はキャラクターと装備を一緒くたにした“闇鍋”状態。さらに100万ダウンロード突破記念で配布されたのが、ガチャ1回分の星導石だったことも反発を招いています」(ゲーム誌ライター)

とはいえ、「レスレリアーナのアトリエ」のゲーム性自体は、スマートフォンアプリとは思えないクオリティと評価されている。歴代の人気キャラクターたちが惜しみなく登場することも好評で、ピックアップガチャで『ソフィーのアトリエ』のソフィー、プラフタが登場したことも大きな話題を呼んだ。

「アトリエ」シリーズの新たな挑戦は、成功を収めることができるのか。今後の運営方針も注視していきたい。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

Dragon Images / PIXTA