二宮和也の月9『ONE DAY』レストラン編だけ大スベり! 三谷幸喜風の演出が逆にチープ

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

新月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)は、トリプル主演かつ豪華キャストが話題の反面、第1話から評価が芳しくない。3つの物語が同時進行する中、大沢たかおをメインに据えたレストラン編が特に大スベリしている。

クリスマスイブの横浜を舞台に、殺人事件の容疑をかけられた記憶喪失の男・勝呂寺誠司(二宮和也)、老舗レストランのシェフ・立葵時生(大沢)、報道キャスター・倉内桔梗(中谷美紀)の運命が交錯していく。10月16日に第2話が放送され、7時29分から8時36分までに起こった、3人の様子が代わる代わる描かれた。

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「『ONE DAY』は聖夜の1日を、1クールに詰め込んだ異色の作品。誠司はクライムサスペンス、時生はコメディー、桔梗はお仕事ドラマといった感じに、主人公ごとに物語のテイストが異なります。3パターンのテーマが交錯する作品ですが、噛み合わせは最悪です」(ドラマライター)

コメディパートが大ハズレ

新しいドラマに挑戦しているのだが、視聴者の評判は前クールの月9『真夏のシンデレラ』より酷い。場面が目まぐるしく変わることや、わりとシリアスな誠司と桔梗の物語の合間に、時生のドタバタコメディーが挟まることが懸念点となっているようだ。

「レストラン編は洋食屋『葵亭』を舞台にした物語で、シェフの時生、ソムリエールの竹本梅雨美(桜井ユキ)、ベテランギャルソンの蛇の目菊蔵(栗原英雄)、アルバイトの細野一(井之脇海)を中心にストーリーを展開しています。

とはいえ今のところ、店内でひたすら4人が喋りまくり、大沢がくだらないギャグを言うだけ。会話の内容もテンポも微妙。何となく三谷幸喜が手掛けた喜劇のような雰囲気があるものの、それがかえってチープさを感じさせる要因になっています」(同・ライター)

レストラン編の主役である大沢は、12年ぶりの連ドラ出演。本人が楽しくやっているのであれば、それでもいいが…。

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