阪神タイガース、国内2番人気の実力を証明! 38年ぶり日本一で“関東地区”は2017年以降の最高視聴率を記録

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なんだかんだ言いながら、阪神は巨人に次ぐ人気球団と言えそうだ。

11月5日、阪神タイガースが日本シリーズ最終戦に勝利し、実に38年ぶりの日本一に輝いた。

「今年の日本シリーズは〝取ったら取り返す〟の連続で、白熱した試合展開による近年稀に見る熱い戦いだった。見ていて面白いハラハラした展開が続き、阪神・オリックスファンならずとも釘付けだったことでしょう」(野球ライター)

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これは数字にも表れている。関東地区の視聴率(ビデオリサーチ調べ、以下同)は第2戦こそ歴代最低クラスの6.3%だったものの、第4戦から一気に上げ、第6戦で16.3%、最終第7戦は18.1%を獲得。両球団の本拠地がある関西地区では38.1%、瞬間最高で50%という脅威の数字を叩き出した。

「関東地区で見ると、この視聴率は2017年以降で最高の数字となります。最後に18%を超えたのは、北海道日本ハムファイターズ対広島東洋カープの2016年までさかのぼる。当時は大谷翔平が投打に活躍、カープも25年ぶり優勝という注目カードだったので、今年はかなり健闘したと言えますね」(同・ライター)

ファンの熱心な応援が数字に表れる

昨年の日本シリーズ視聴率(関東地区)は、最高が第7戦の13.4%、最低が第3戦7.4%。比較すると、今年は最低こそ下回ってしまったが、最高は大きく引き離しており、注目が高まっていたことが分かる。

ここまで数字を上げた要因として考えられるのは、阪神という球団の持つ人気だろう。

「オリックスは昨年も日本シリーズに出場しているので、今年増加した分の視聴者は、全て阪神目当てと言っても過言ではない。それだけ、阪神というチームに人気・注目度があるということでしょう」(同)

プロ野球イチの人気球団といえば、全国にファンを抱える巨人が浮かぶだろう。だが、そのライバル球団である阪神も、全国各地にファンを抱えている。

しかし、これは〝38年ぶり日本一〟という期待がかかっていたためかもしれない。もし来年も日本シリーズへ出場したら、ここまで上がるだろうか。

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