“逆忖度”でTOBE優遇?『ベストアーティスト2023』ジャニーズ排除の一方で、不人気アイドルが出演

滝沢秀明 

滝沢秀明 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

あれだけ反省を装いながら忖度は全く変わっておらず、向く方向が変わっただけとは…。

12月2日放送の『ベストアーティスト2023』(日本テレビ系)に、滝沢秀明氏が社長を務めるTOBE所属の『IMP.』が出演する。


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番組は日テレ系の年末音楽特番で、毎年人気歌手が多数出演。今年もAdoや『SEKAI NO OWARI』『Mrs. GREEN APPLE』『ゆず』など人気アーティストが並ぶ中、『IMP.』はデビュー3カ月で出演という快挙を成し遂げたことになる。

しかし、ネット上では出演に疑問の声が多い。『IMP.』にヒット曲や人気・知名度があるとは言えないためだ。

「『IMP.』は8月18日配信開始の『CRUISIN’』でデビューを果たし、オリコンの集計によると、初日のダウンロード数は3559DL。累計は1万9751DLで、シングルCD売上も10万枚ほどと、ヒットとしてはそこそこ程度です。

一方、古巣である旧ジャニーズ事務所は、CDのみではあるものの『Hey! Say! JUMP』『WEST.』『SixTONES』『なにわ男子』らが、それぞれ20万~50万枚のシングル売上を記録している。配信で見ても、『Travis Japan』が今年リリースした2曲はともに初週だけで4万超DL数と、『IMP.』を圧倒しています」(ジャニーズライター)

辞めジャニだから不人気でもキャスティング

しかし、上記の旧ジャニーズ5組は、今回の「ベストアーティスト」に出演しない。『IMP.』が出演できるのなら、旧ジャニーズにはさらに出演にふさわしいグループが多数いるのが現実だ。

「『IMP.』は滝沢氏がジャニーズJr.から引き抜いてきたグループで、Jr.時代は『IMPACTors』の名前で活動。結成・メンバー選抜・プロデュースも全て滝沢氏が行い、滝沢氏肝煎りのグループとして知られていました。

しかし、滝沢氏の熱意に反し、人気は微妙なところ。『なにわ男子』『Travis Japan』には遠く及ばず、デビュー目前と言われながら現在もJr.にいる『HiHi Jets』『美 少年』にも圧倒的な差を付けられていました。

要するに、『IMP.』はデビューを叶えられずにTOBEへ移籍したわけで、そのままではデビューするほどの人気すらなかったところを、滝沢氏が必死に推している印象です」(同・ライター)

このように人気も売上も微妙な『IMP.』が、なぜ『ゆず』やAdoらと並んで大型番組に出られるのか。ここから見えるのは、日テレの〝逆忖度〟だ。

「彼らよりセールスが好調でヒット曲があるアーティストはいくらでも存在するのに、大物アーティストに混じっていきなり大型特番に出るのは、不可解なキャスティングでしかない。

現在、TV各局は検証番組を行うなど〝脱ジャニーズ〟を視聴者に印象づけているので、『IMP.』をアリバイ作りに使った形ですね。しかし、本当に人気やセールスで選考していれば、『IMP.』が『ベストアーティスト』なんて遠く及ばないし〝逆忖度〟ですよ」(同)

旧ジャニーズ好きを納得させるパフォーマンスに期待したい。

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